2017年にデビューしたX-ADVは、スポーツスクーターの中でもオフロードの走破性に特化した異端児とも言えるバイクです。
アフリカツインのスクーター版とも言えるX-ADVは、新型となる2018年モデルの発売情報が出るころではないでしょうか。
モデルチェンジすることでどのような進化を遂げるのか。インプレッションや発売日・価格についてリサーチしていきます。
2018年モデル 新型X-ADVの主な変更点

2017年に発売を開始したばかりのモデルですが、1年でどれだけの進化をするのか予想していきましょう。スクーター版アフリカツインとも言えるX-ADVは、トランスミッションにDCTを採用しています。
アフリカツインにもDCT仕様があることから、共通した電子制御技術の追加が主な変更点になるでしょう。
Gスイッチの追加

スクーター感覚で乗ることができるDCTは、オフロード走行のさいには、よりレスポンシブなパワーが欲しいものです。
Gスイッチを作動させれば、クラッチミートをより加速重視のキビキビとした走りが可能に。意図的にアクセルターンをしたり、コーナリングの立ち上がりでリヤタイヤを流すこともできるでしょう。
トラクションコントロール

近年ではスポーツバイクだけでなくツーリングモデルにも採用する傾向があります。トラクションをかけることで、タイヤ本来のグリップ力を発揮。
またアフリカツインと同じように、切り替え式とすることで、それぞれのシチュエーションに最適化できる仕様になるでしょう。
トルクコントロール

低中速域のパワー出力を司るトルクカーブを変更できるようになるでしょう。雨天時・オフロード・オンロード・スポーツなど欲しい特性が変化するため、スイッチ一つでトルク特性を最適化できるのは大きなメリットになるはずです。
デビューイヤーから1年が経ったモデルのため、エクステリアのデザインに変更はないでしょう。
これら3つの電子制御技術は、すでにアフリカツインのDCT仕様で高評価を得ている機能。これだけ追加されれば、十分にワクワクさせるバイクだと思いませんか?
2018年モデル 新型X-ADVの発売日
現段階では、2018年モデルに関する情報は正式に発表されていません。
これまでの発売サイクルや新型バイクのリリースサイクルを参考に予想すると、2018年の4月から5月に発売することが有力でしょう。
発売日こそ春頃になりそうですが、新型X-ADVの詳細がホンダから発表されるのは2月頃になるのではないでしょうか。
※2018/4/19追記 → 2018年4月20日に決定。
2018年モデル 新型X-ADVの新車価格

2017年モデル X-ADVの新車価格:¥1,209,600〜1,242,000
2018年モデルの発表がされていないこともあり、新車価格も確定していないようです。
新たに電子制御技術が追加されることが有力ですが、前年モデルよりも5万円ほど値上がりするのではないでしょうか。
他社のスポーツスクーターと比較すると、それほど高い価格設定ではありません。むしろ唯一無二のオフロードスクーターをこの価格で購入できるのは、お買い得感を感じることができそうです。
※2018/4/19追記 → 1,236,600円に決定。
2018年モデル 新型X-ADVのインプレッション
クラッチ操作を必要としないDCTを採用することで、なによりもツーリングでの快適性が素晴らしいとの声が多くあるバイクです。ゆとりのあるポジションもその要因の一つでしょう。
ベースになっているNC系のパラレルツインエンジンは、決してパワフルなエンジン性能とは言えませんが、トルクフルなエンジン性能が軽快なフィーリングを実現しています。
運動性能の高い足回りを採用しているため、高速走行からオフロード走行まで柔軟に対応できるのも嬉しいメリットと言われています。
しかし林道などに入った際には、ニーグリップができないことでバイクをコントロールしにくいといった声も。利便性の高いスクーター形状ですが、ここではデメリットになるようです。

トルクフルで扱いやすいエンジン性能を持ち、さらに利便性の高いスクーター形状のX-ADV。大型バイクは市街地でのライディングを敬遠しがちですが、これだけマルチに活躍できるバイクはないでしょう。
2018年モデル 新型X-ADVのおすすめカスタムパーツ
アドベンチャースタイルのX-ADVには、無骨な形状のトップケースの装着率が高いようです。カスタムの定番にもなっているカスタムマフラーも、スポーティーにカチ上がった形状がワイルドな印象になります。
その他、転倒時に衝撃からバイクを守るスライダーパーツやハンドル周りパーツ、ドレスアップパーツなど多くがラインナップ。X-ADVには欧州のカスタムメーカーのカスタムパーツが多いことも特徴の一つでしょう。
2017年モデルのカスタムパーツと多くを共有することができそうなことも、嬉しいポイントですね。
2018年モデル 新型X-ADVの最新動画
まとめ
2018年モデルの詳細は明らかになっていませんが、前年モデルよりもブラッシュアップされることが期待できます。オフロードバイクを走れるスクーターモデルは、大型排気量では希少な存在です。
人とは違ったアイデンティティを持った方におすすめしたいバイクです。
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