スズキは2020年モデルとなる新型バーグマン400 ABSを正式に発表しました。
ヨーロピアンデザインがポイントのバーグマン400は、新型モデルへと進化したことでどのような進化を遂げたのでしょうか。
いまや希少な存在となった400ccクラスのビッグスクーターとして、どのような存在感を放つのかも注目すべきポイントでしょう。
今回の記事では、新型バーグマン400の主な変更点を中心に足つき性・ツーリング性能などの実用的なインプレを交えてご紹介したいとおもいます。
2020年 新型バーグマン400の主な変更点

2020年モデル 新型バーグマン400の変更点は、ホイールがブルーになったこと。
この色鮮やかなブルーは、マットブラックとホワイトの2色に採用されたニューカラーのホイールです。

スタイリッシュなデザインのエクステリアに、色鮮やかなブルーが挿し色になって前年モデルよりも洗練されたイメージになりました。
同じくマットブラックとホワイトのシートは、ブルーのステッチを新たに採用しました。

エンジンやシャシ、エクステリアのデザインに関しては2019年モデルの仕様を引き継いでいます。
さらにスペックなどの数値に関しても、前年モデルから変更点はありません。
カラーリングのラインナップも前年モデルがベースになっていることから、幅広い層からの評価が高かったことがわかります。
2020年 新型バーグマン400のカラーリング
マットブラックメタリック

パールグレッシャーホワイト

マットステラブルーメタリック

2020年 新型バーグマン400のシート高と足つき性について

バーグマン400は、もともと欧州専用モデルとして発売されていたバイクです。
そのため日本国内仕様のバイクと比較すると、シート高が755mmと高めに設定していることが特徴的です。
これは女性ライダーや初心者の方には、不安を感じさせる要素になるかもしれませんね。
しかしこのネガな一面を払拭するのが、フロアボードを絞り込んで製作していることです。

バイクを跨ったときに、足を地面に着地させるときにフロアボードが干渉しないよう設計されています。
そのため高めのシート高にもかかわらず、安心してバイクにまたがることができます。
バイクを跨ったときに、着地させたい足を地面に対してまっすぐ伸ばすことができることは、信号待ちや渋滞時に大きな安心感を与えてくれますよ。
2020年 新型バーグマン400の高速道路走行・ツーリング性能について

スタイリッシュなデザインと大柄なボディサイズが人気のバーグマン400、このバイクの走りはどのようなものなのでしょうか。
まずは高速道路走行のインプレついて、400ccのなかでは長いホイールベースと車両重量を誇るバーグマン400。
これらの特徴が優れた直進安定性を生み出し、横風の強い日でも安定感を感じることができるでしょう。
さらに大型フロントスクリーンの恩恵は、長時間走行しても疲労を感じにくいことです。
一方で排気量に対して車両重量が重めの設定のため、ライバルと比較すると燃費性能が悪いと感じてしまう一面も。
そうは言ってもスペック値を並べて比較したときにわかることなので、ネガティブな要素にはなりづらいと考えられます。
マイペースで安定感のある走りを高速道路では堪能することができるバイクですね。

次にツーリング性能についてですが、こちらもスポーツバイクとは違った安定感のある走りと優れた収納性能などが大きなメリットになるでしょう。
長いホイールベースは、少し荒れた道でも安定感を生み出してくれます。
さらにシート下の優れた収納スペースには、雨具や工具・その他にツーリングに必要なアイテムをたくさん収納することができます。
この要素はスポーツバイクでは実現不可能なことで、ツーリングには大きなメリットになるでしょう。
一方でワインディングのようなスポーツライドが必要になるようなシチュエーションでは、物足りなさを感じるかもしれません。
車両重量が重いこと、ホイールベースが長いことがスポーツライドには不向きな傾向があります。
安心・安全でマイペースなツーリングを楽しみたい方には、最適なバイクと言えるでしょう。
2020年 新型バーグマン400の発売日と新車価格

発売日:2019年9月20日
新車価格:814,000円
まとめ
前年モデルの仕様を引き継いでニューカラーを採用した新型バーグマン400。
いまや希少になったビッグスクーターの進化モデルはスクーターファン待望のモデルになり得るのではないでしょうか。
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