2017年に7年振りとなるフルモデルチェンジで進化を遂げたGSX-R1000Rは、2018年モデルの国内販売を決定しました。
MOTO GPのレースコンセプトを持つGSX-R1000Rは、スーパースポーツバイクの中でもトップクラスの性能を誇るレーサーライクなバイク。新型にはどのような変化があったのか、スペックインプレ、国内発売日や価格、リミッター等について具体的な内容をご紹介したいと思います。
2018年モデル 新型 GSX-R1000Rの主な変更点
2018年モデルの主な変更点は、新たなカラーリングを3色設定したこと。中でもスズキワークスマシンを彷彿とさせるレプリカカラーは、モーターファン必見の内容になっています。
カラーリング
トリトンブルーメタリック

グラススパークルブラック

パールグレッシャーホワイト

カラーリングは上記の3色がラインナップ。フロントフォークのアウターチューブのカラー、ホイールカラーがカラーリングによって違いがあります。
ワークスマシンを彷彿とさせるブルーには、ゴールドのアウターチューブにブラックアウトされたホイール、レーシーなイメージを想起させるリムカラーを採用しています。
スタイリッシュでシンプルなブラックとホワイトには、色あざやかなブルーアルマイトのアウターチューブ、同じくブルーのホイールをセット。
どのカラーリングにも、スズキのオンロードバイクをイメージしているブルーが入っていることが特徴的です。スーパースポーツバイクでありながら、高級感が漂う仕上がりになっていますね。
2018年モデル 新型 GSX-R1000Rの国内発売日

発売日:2018年4月26日
2018年モデルも前年モデルと同じように、国内仕様として発売することが決定しました。
久しぶりにフルモデルチェンジを遂げた2017年モデルは、早期に完売状態となった経緯があるだけに、2018年モデルの競争率も高くなりそうです。
すでにスズキの正規販売店では、予約受付を開始していることもあり、購入を検討している方は早めに予約を入れることをおすすめします。
2018年モデル 新型 GSX-R1000Rの新車価格

新車価格:¥2,041,200
スーパースポーツモデルの多くは高性能化が進んでいます。そのため、設定される新車価格が200万円を超えることが当たり前になる時代がやってきました。
バイクに200万円をかける、という行為はバイク好きでなければ理解不能な数字だと思います。
バイク好き、特にスポーツバイクを好む方には、納得のいく価格帯に感じるはずです。
スーパースポーツバイクの中でもナンバーワンを目指すGSX-R1000Rは、クラス最高峰の性能を持っていることを後ほどのカテゴリーからご紹介したいと思います。
2018年モデル 新型 GSX-R1000Rのスペック

全長×全幅×全高 | 2075mm×705mm×1145mm |
ホイールベース | 1420mm |
車輌重量 | 203kg |
シート高 | 825mm |
エンジンの種類 | DOHC水冷並列4気筒エンジン |
排気量 | 999cc |
最高出力 | 197PS |
最大トルク | 11.9kgf |
燃料タンク容量 | 16L |
燃費性能 | 22.1km/L |
2018年モデルでは、前年モデルからエンジン性能や走行性能に関する数値を引き継いでいます。
2017年モデルでのフルモデルチェンジの内容は衝撃的な内容でした。その仕様を2018年モデルでも堪能することができます。
2018年モデル 新型 GSX-R1000Rのインプレ

2017年のフルモデルチェンジにより、197PSもの最高出力を発揮し、車輌重量も203kgと前年モデルよりも大幅にスペックアップしたGSX-R1000R。
車輌重量が軽くなり、さらに最高出力が向上したことで、レースに勝つためのスペックを向上させていますが、エンジン性能は意外にも扱いやすさも同時に向上させています。
そのポイントになるのが、新たに採用された可変バルブシステムです。高回転型のエンジン性能を保ちながら、低中速域の力強いトルク感と扱いやすさを演出し、ライダーの意図するエンジンパワーを引き出すことが可能です。

足回りには、SHOWA製のレーススペックを誇るバランスフリーサスペンションを前後に採用。低中速域から高速域にかけて、優れた路面追従性とトラクションを発生させます。
さらにライディングシチュエーションに応じて、セッティングが容易になったこともメリットの一つ。
キレのあるハンドリングとコーナリング性能に一役買っています。

フルモデルチェンジにより、さらにコンパクトで洗練されたエクステリアのデザインには、すべてLEDの灯火類を採用。
さらに大型液晶デジタルメーターを採用するなど、走行性能面だけでなく仕上がりの美しさも注目すべきポイントです。
スーパースポーツバイクの代表格として頭角を現したGSX-R1000R。スポーツバイクを好むライダーのニーズに答えることができる仕上がりになっています。
2018年モデル 新型 GSX-R1000Rのリミッターについて

スーパースポーツバイクカテゴリーの中でもトップクラスの性能を発揮するGSX-R1000R。このバイクの本領を発揮するのは、公道ではなくサーキットになるでしょう。
そこで気になるのは、このバイクを虚勢するリミッターの存在です。結論からいうと、2018年モデルのGSX-R1000Rには、速度リミッターが設定されています。
現在では欧州と日本国内で環境規制の多くが共通化されたこともあり、多くのモデルが欧州仕様と日本国内仕様が同じ仕様になりました。
環境規制が共通化される前は、マフラーやエンジン仕様に違いがあり、フルパワー化をするには、それらのパーツを交換する必要がありました。
2018年モデルのGSX-R1000Rでは、コンピューター内のプログラムを変更するだけで、スピードリミッターを解除することが可能に。マフラーやエンジン仕様を変更することなく、フルパワー化することが可能です。
スピードリミッターを解除すれば、300km/h近い最高速を記録することも可能でしょう。まさしくサーキットで勝つためのバイクとして、さらに伸び代があることが嬉しいポイントですね。
2018年モデル 新型 GSX-R1000Rの最新動画
まとめ
2018年モデルは新たなカラーリングを追加し、フルモデルチェンジしたばかりの仕様を熟成させた内容になっています。2017年に手に入れることができなかった方は、新たなカラーリングで手に入れることができるチャンスです。
スーパースポーツバイクの中でもトップクラスの性能を発揮するGSX-R1000Rは、2018年も注目すべきバイクだと言えるでしょう。
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