ヤマハからラインナップする大陸横断ツアラーモデル、FJR1300AS/Aは2018年モデルへとモデルチェンジしました。
2012年のフルモデルチェンジから6年、最新の電子制御技術を採用したモデルは時代の最先端をいくバイクです。
今回は2018年モデルの主な変更点や各グレードに設定される特徴など、スペックのインプレッションや足つき性について紹介しています。
新型 FJR1300AS/Aの新たなカラーリング
マットダークパープリッシュメタリック
ダークグレーメタリック
新型となる2018年モデルの主な変更点は、カラーリングです。高級ツアラーとして販売されているFJR1300AS/Aは、美しい流線型のエクステリアに最適化されたマットブルーが特徴的。
ヤマハのイメージカラーでもあるブルーは、どうしてもスポーティーなイメージが強いです。しかしマットカラーを採用することで落ち着いたイメージを構築しています。
カラーで主張しすぎない仕様は、ジェントルな大人に上質なライディングを提供する仕上がりになっています。
新型 FJR1300AS/Aの特徴
2018年モデルのFJR1300AS/Aには、2つのグレードが設定されています。標準グレードと上級グレードといった分け方ではなく、採用するトランスミッションをはじめサスペンションにも大きな違いがあるようです。
共通する装備とは別に、それぞれの個性を把握しておきましょう。
FJR1300Aの特徴
FJR1300Aの特徴は、トランスミッションに6速MTを採用していること。従来のクラッチ操作をすることで、バイクを操る楽しさを体感することができるでしょう。
またアシスト&スリッパークラッチを装着することで、軽快なクラッチワークとバックトルクを軽減した仕様に。ロングツーリングをしても左手が疲れにくいメリットがあります。
フロントサスペンションには、クッション性が優れた正立フロントフォークを採用。さらにリヤサスペンションにはダイアル操作で減衰圧を調整可能なタイプを。
積載状態や走行シチュエーショに応じて、工具がなくても乗り心地を調整することが可能です。
FJR1300ASの特徴
FJR1300ASには、ヤマハの独創的なトランスミッションYCC-Sを搭載。クラッチレバーを廃した仕様は、ボタン操作やシフトペダルの操作で簡易的にシフトチェンジを可能に。
これはスクーターモデルのスイッチ操作で、減速比を変える機構と似ています。
Aが正立フロントフォークだったのに対し、ASには倒立フロントフォークを採用。さらに前後とも電子制御サスペンションとすることで、減衰圧・イニシャルの強弱をシチュエーションに応じて自動調整することができます。
さらにヘッドライト内部には、コーナリングLEDライトを採用。夜間走行時でコーナーの先の相手に自車の位置を知らせたい時、優れた安全性能を発揮するでしょう。
バンク角に応じて点灯するLEDライトの数が増減する仕組みになっています。
これら2つのグレードに共通した電子制御技術として、トラクションコントロールシステムやクルーズコントロールを搭載。
エンジン性能や走行性能に関するスペックに関しては、2017年モデルの仕様を踏襲しています。
新型 FJR1300AS/Aのスペック
全長×全幅×全高 | 2230mm×750mm×1325mm |
車輌重量 | 296kg |
ホイールベース | 1545mm |
シート高 | 805mm (LOW) / 825mm (HIGH) |
エンジンの種類 | DOHC並列4気筒水冷4ストローク |
排気量 | 1297cc |
最高出力 | 147PS |
最大トルク | 14.1kgf |
燃料タンク容量 | 25L |
新型 FJR1300AS/Aのインプレッション
パワフルなエンジンを扱うため、2つのトランスミッションから選択することが可能。スポーティーな印象になるのか、ツアラーライクな印象になるのかが大きく分かれます。
FJR1300Aの特徴
正立フロントフォークを採用し、トランスミッションは6速MTを採用したFJR1300A。パワフルなエンジンをクラッチ操作で自在に操る楽しみが醍醐味の一つ。
重量級のバイクをワインディングでは、スポーツバイク顔負けの軽快なコーナリング性能を発揮します。サスペンションは正立を採用していますが、インナーチューブは太い径のものを採用。
しかし街乗りなどの細かな操作を必要とする場面では苦労する一面も。アシスト&スリッパークラッチを採用していますが、度重なるクラッチワークは疲労の元凶になります。
マニュアル操作でバイクの楽しさを体感したい方には、FJR1300Aがおすすめです。
FJR1300ASの特徴
トランスミッションにYCC-Sを採用した、ツアラーモデルとして快適性と利便性を飛躍的に向上させたのがFJR1300AS。
クラッチ操作を必要としないことで、スクーターに近い感覚で操作することが可能。シフトチェンジはボタン操作とシフトペダル操作が選択できるため、気軽に操作を楽しむことができます。
倒立フロントフォークをはじめ、電子制御サスペンションで構成された足回りが特徴の一つ。ツーリング先で荷物を積んだりタンデムをする際に、ボタン操作一つで最適な乗り心地にセッティングできます。
利便性の高いYCC-Sですが、セミオートマチック特有の変速ショックを感じることもあるようです。半クラッチが使えないことから、細かな操作が必要なときに不便な一面も。
これらは慣らし運転期間に慣れてしまうようなクセで、ネガに感じるのは最初だけのよう。
ロングツーリングの頻度が多く、長距離をより楽に走行したい方には、FJR1300ASをおすすめしたいです。
新型 FJR1300AS/Aの足つき性
主に欧州市場を見据えて製作されているFJR1300AS/Aは、大柄なライダーを想定しています。
そのため標準のシート高は高めに設定されていますが、取り付け位置を変更することで、LOW・HIGHを切り替えることができます。
2018年モデルにはLOWで805mm、HIGHで825mmと設定されています。シートの横幅がワイドに設計されているため、数値以上に高く感じるかもしれません。
優れた足つき性とは言えませんが、キー操作でシートが脱着し工具無しで気軽に仕様変更できることは嬉しいメリットの一つでしょう。
新型 FJR1300AS/Aの発売日と新車価格
発売日:2018年2月20日
新車価格:
FJR1300AS:1,836,000円
FJR1300A:1,512,000円
新型 FJR1300AS/Aの最新動画
まとめ
アドベンチャーモデルが盛り上がりを見せていますが、ツアラーモデルの王道を行くスタイルを継承するFJR1300AS/Aも進化を続けています。仕上がりの美しいマッドカラーを2018年モデルで採用することで、質感の高さがさらに際立っています。
スタイリッシュなツアラーモデルで、日本中を旅にでるツーリングに出かけてみてはいかがでしょうか。
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