大切なバイクの維持費には、愛車の健康を保つためのメンテナンス費用、そのほかに税金が必要です。
バイクにかかる税金は「重量税」と「軽自動車税」の2種類があります。
今回は2種類の税金がいつかかるのか?排気量ごとにどう違うのか?
という課税のタイミングや金額に関する情報を中心に、古いバイクの廃車に関する重要なポイントもご紹介します。
税金に関する正しい知識をチェックして、スムーズに納税できるよう準備しましょう。
バイクにかかる税金と課税のタイミングについて
バイクを維持するために必要な2種類の税金は、それぞれに課税対象となるタイミングがあります。
まずは、それぞれ税金としてどのような役割を果たしているのか。
それと課税対象となるタイミングや金額についてチェックしていきましょう。
重量税について
重量税の課税対象となる排気量は
- 126cc〜250ccまでの軽二輪
- 250ccを超える小型二輪
の2種類です。
原付~125ccまでのバイクは重量税はかかりません。
課税のタミング
軽二輪(126~250cc)の重量税は届出時のみ、バイク購入時に支払います。
小型二輪(251cc~)に関しては届出時、それ以降は車検を通すときに支払う必要があります。
金額
軽二輪は4,900円
小型二輪は新車購入時は5,700円、車検時には3,800円を支払うことになります。
ただし、初年度から13年経過しているバイクの場合、4,600円。
18年が経っている場合は5,000円を支払う必要があります。
軽二輪はシンプルなシステムですが、小型二輪については購入するバイクの年式によって重量税の金額が変わってきますね。
軽自動車税について
軽自動車税とは、ある一定の期間にバイクを所有しているライダーに対して支払い義務が発生する税金のことです。
排気量によって金額が変わってきます。
そちらも注目してチェックしてみましょう。
課税のタミング
4月1日現在、バイクの所有者として登録している場合に課税対象となります。
2019年の場合は4月1日(月)となります。
金額
原動機付自転車(50cc以下) | 2,000円 |
原動機付2種自転車( 90cc以上125cc以下) | 2,400円 |
軽二輪(125cc以上250cc以下) | 3,600円 |
小型二輪(250cc以上) | 6,000円 |
軽自動車税は、年々増税傾向にあります。
最近では、平成28年(2016年)に新税率が採用されたことが記憶に新しいですね。
軽自動車税の支払いは4月以降
バイクの排気量にかかわらず、軽自動車税は4月1日付で所有者登録している場合に課税対象となります。
バイクの処分、または廃車手続きをしてバイクを乗らないことが決まった場合、3月31日までに廃車手続きを済ませれば、軽自動車税の課税対象とはなりません。
バイクの廃車を検討している方は、ここが重要なポイントになるでしょう。
登録している市町村が課税をしますので、対象の市町村から軽自動車税納付書が送付されます。
ですので、現在お持ちのバイクをもう乗る予定がないのであればそれまでにバイクの廃車手続きをしておく必要があります。
以下でバイクの廃車手続きについても説明しますが、予備知識として延滞金についても説明します。
税金を滞納したときの延滞金について
重量税については、バイク購入時と車検時に支払うため滞納する心配はいらないでしょう。
一方で軽自動車税に関しては、4月から5月までに納付書が送付され、自身で支払う必要があります。
軽自動車税は登録した市町村が管轄するため、延滞金に関しても独自の延滞金が発生します。
延滞金については、1%~7%ほどが延滞してしまった期間に応じて、上乗せされてしまいます。
延滞金に関する情報は、市町村のホームページで詳細をチェックすることができます。
廃車にするための手続きや費用
事情があってバイクを手放さなくてはならなくなった場合、そのバイクの税金を払うことは避けたいですよね。
その年の軽自動車税を支払いたくない場合3月31日までに廃車手続きを完了させる必要があります。
ここでは、使わなくなったバイクの廃車方法についてチェックしてみたいとおもいます。
廃車手続きの方法は、バイクの排気量によって手続き方法があります。
それに応じて、必要な書類や申請する場所も違います。
まずは廃車手続き方法の違いについて、排気量別にチェックしていきましょう。
125cc以下のバイクについて
通勤や買い物などをメインに使用することが多い125cc以下のバイク。
登録も簡単にできますが、廃車手続きについても比較的かんたんにできるメリットがありますよ。
必要な書類
- ナンバープレート
- 標識交付証明書
- 印鑑
申請する場所
バイクを登録した、市町村が管轄する役所で申請することができます。
廃車手続きを証明する「廃車申告書」を受け取れば完了です。
126cc〜250ccのバイクについて
手続き自体は、125cc以下のバイクと大きく違いはありません。
申請する場所が違うだけで、難しい手続きが必要ないことが特徴的です。
必要な書類
- ナンバープレート
- 軽自動車届出済書
- 印鑑
申請書類を自身で作成することが困難な場合、有償にて代書してもらうことも可能です。
その場合、2000円ほどで作成してもらうことができます。
申請する場所
バイクを登録した、管轄の陸運事務局で廃車手続きをします。
廃車が完了したら、「軽自動車届出済証返納届出書」を受け取ることができます。
251cc以上のバイクについて
必要な書類
- ナンバープレート
- 車検証
- 印鑑
- 軽自動車税納付書
- 申請書
- 手数料納付書
作成する書類も多く、記載する内容が少し複雑なため難易度が高いです。
陸運事務局で教えてもらうこともできますが、心配な方は有償にて代書してもらうと良いでしょう。
申請する場所
バイクを登録した、管轄の陸運事務局で廃車手続きをします。
さきほどのカテゴリーでご紹介したように、3月31日までに廃車手続きをすれば課税対象にはなりません。
廃車を検討している方は、3月に入るまえに手続きを検討することをおすすめします。
廃車手続きについてはこちらの記事でさらに詳しく紹介しています。
廃車するなら3月中に
このようにカテゴリーごとにチェックすると、ややこしく感じるかもしれません。
しかし、自動車と比べるとシンプルなシステムで、役所や陸運事務局でも優しく教えてくれます。
筆者も疎かにしがちな税金関連ですが、納付や廃車手続きの際には記事を参考にしていただけると幸いです。
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