オフロードトレールモデルとして、YAMAHA セローと並び人気があるCRF250Lをベースに、本格的なラリー仕様として2017年3月、日本国内にデビューしました。
CRF250RALLYが開発されることになったきっかけは、2013年、HONDAはダカールラリー出場を発表して以来、モトクロッサーであるCRF450Rをベースにラリー仕様となるCRF450 RALLYを完成させたことで、ダカールラリーで得たノウハウを活かそうとしたことがきっかけのようです。
2016年のモーターサイクルショーでCRF250 RALLYがコンセプトモデルとして発表されたときは「まさかこの形では市販しないよなぁ」と思っておりました。しかし、その予想を裏切る形で、ほぼそのままの形でCRF250 RALLYを発売することになったのです!
ラリーモデル待望論というのは、オフロードバイク好きの方からオンロード乗りの方まで、モーターサイクルショーの時点から強くありました。
その待望論に答える形で世に登場したCRF250 RALLYの価格、実力をスペック、高速での走行や足つき性からご紹介させていただきます!
主要スペックからグレードや仕様・価格などを見てみよう!
まずは、主要スペックを見てみましょう!
※「」内はローダウン仕様 <>内はABS仕様
全長×全幅×全高 | 2210mm <2175mm>×900mm×1425mm <1360mm> |
ホイールベース | 1455mm <1430mm> |
最低地上高 | 270mm <205> |
シート高 | 895mm <830mm> |
車輌重量 | <157kg「156kg」> |
乗車定員 | 2名 |
国土交通省届出値燃費 | 44.3 km/L (60km/h) 2名乗車時 |
エンジンの種類 | DOHC水冷単気筒4バルブ |
排気量 | 249 |
最高出力 | 18KW (24PS) / 8,500rpm |
最大トルク | 23N・m(2,3kgf・m)/6750rpm |
燃料タンク容量 | 10L |
車輌タイプ設定 | CRF250 RALLY CRF250 RALLY ABS CRF250 RALLY Type LD CRF250 RALLY Type LD ABS |
車輌本体価格 | ¥648,000 ¥702,000 ¥648,000 ¥702,000 |
CRF250 RALLYは4つのグレードが設定されていて、ABSの有無とローダウンの有無を選択できます。
今回、CRF250 RALLYに使用されているエンジンは、CRF250Lと同じスペックのもので、CRF250 RALLYには、2mm大口径化されたスロットルボディを採用し、エアクリーナーBOXからスロットルボディに伸びるコネクティングチューブの長さを変更、さらにエキゾーストパイプを大径化することでトルクフルな加速力とパワフルな仕様となっているようです!
また燃料タンク容量が10Lにアップしたことと、燃費が44,3km/Lという数字も相まって、航続距離がかなり伸びました。
ロングツーリングの時に恩恵があるのはもちろんなのですが、四国にある長距離林道「スーパー剣山」のような長距離林道は87.7kmもあり、もちろんガソリンスタンドなどはないため、このように航続距離を稼げることはメリットが大きいです。
トレールバイクで言えば、乗りやすく足つき性が良いゆえに、誰からも愛されやすいイメージがありますが、その優しさはデザインにも現れています。
このCRF250 RALLYで言えば、デザインはラリールックで攻撃的なイメージなのに、一度ライディングすれば人懐っこいキャラクターがライダーを包み込むようで、YAMAHA WR250Rとは違うキャラクターが人気の秘密かもしれません。
HONDA CRF250 RALLYの高速道路での走行性能はどうなのか
高速道路を走る上でバイクに求められる要素はいくつかあり、1つ目に燃費の良さと燃料タンク容量です。つまり、航続距離をどれだけ伸ばせるかは、ライダーがガソリン残量の意識する回数を減らせることになりますので、それだけで負担が軽減されます。
山奥や地方の道路を走っていれば、ガソリンスタンドがなかったり、営業していなかったという話はザラにありますので、航続距離が長いことに越したことはありません。
その点、CRF250 RALLYは、燃料タンク容量が10Lに拡大され、燃費も44,3km/Lと他メーカーのライバル車と比べてもかなり走るレベルです。
次に、高速道路を走行しているときは、一般道よりも車速が上がっているため、ライダーに風圧がかかり、それが負担となります。ネイキッドモデルなどカウルやスクリーンがないタイプは、風圧ももろに受けるため、長距離を乗ればそれだけ疲労が蓄積されます。
その点、CRF250 RALLYは、大型のスクリーンの恩恵がかなり大きいようで、ライダーの身長にもよりますが、顔を上げた時に首を持っていかれるようなことが無い位置でスクリーンがセットされていて、高速道路での長距離ツーリングが思ったより楽にこなせるようです。
次に、高速道路は一般道より平均速度が高いため、制限速度までのスピードの上がり方、ギヤ比、パワーなどで走行時の快適さは変わってきます。
CRF250Lに搭載されていた仕様だと、トルクフルなエンジンで合流などは難なくこなせるようですが、確かなパワー不足が原因で高回転域だと辛くなるといった声がありました。
その点、CRF250 RALLYは、CRF250Lのエンジンをベースとしながらもスロットルボディを大口径化し、エキゾーストパイプを大径化するなど、CRF250Lの時にネガな部分であった高回転域でのパワーを改良しており、低回転時のトルクはよりパワフルになっています。この改良は、両方を知るライダーからは特に好評を得ていたようです。
CRF250 RALLYは、250ccの単気筒ながら、トルクフルでパワーの上がったエンジンで巡行速度は高めでも楽に走行でき、航続距離はガソリン満タン状態であれば、400km以上走れることで高速道路でも快適に走行できる仕様となっているようです!
HONDA CRF250 RALLYの足つき性はどうなのか
CRF250 RALLYには、ABS有無のほかにノーマル車高仕様とローダウン車高の設定があります。
これは、エンジンの特性自体が、トルクフルでパワーも上がった仕様となったことから、オフロードバイクを知るベテランライダーに向けたノーマル車高仕様とエントリーライダーにも楽しく乗ってもらうためのローダウン仕様を分けることで、あとは車高で選んで欲しいという意図だと思います。
ノーマル車高仕様は、シート高が895mmとYAMAHA WR250Rとほぼ同等の高さであり、この高さは大きな岩が転がっているガレ場や荒れた林道などでも入って行きたい車高に設定されています。
この高さであれば、エンジン下を打ってケースを割ったり、フレームを打って歪ませてしまう確率が減るかと思います。
165cmの私が跨ったときは、片足のつま先がギリギリ着くような状態です。車体が軽い分、バイクに慣れている方は十分な仕様だと思います。
一方、ローダウン仕様はシート高が830mmとノーマルよりも60mm近く車高が低くなっています。165cmの私で両足のつま先を膝が曲がった状態で着くことができました。車体が軽いことも考えると、この車高であれば女性の方やエントリーライダーの方でも安心して乗ることができます。
シート自体も横幅がシャープになっていますので、シート高の数字以上に足つき性が良く感じる仕様かと思います。
まとめ
CRF250 RALLYは、さらにトルクとパワーが増した特性とラリーライクなデザインがベテランライダーからエントリーライダーまで魅了する一台となっているようです!
これから、カスタムメーカーから様々なカスタムパーツもラインナップされていくと思われるので、個性を主張したり自分好みのチューニングができる楽しみもできると思うので、今後もCRF250 RALLYに注目していきましょう!
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