ヤマハのMT-09をベースに製作されているMT-09 TRACERは、2018年のマイナーチェンジに合わせてデザイン・仕様・車名を新たに生まれ変わります。
プレミアムツアラーモデルよりも軽快な走行性能が特徴的なMT-09 TRACERには、新たな上級グレードが設定されるなど新たな見所も。
モデルチェンジに伴って注目すべき情報を中心に、新型MT-09 TRACERのインプレ、発売日や価格、足つき性の情報等をご紹介したいと思います。
2018年モデル 新型MT-09 TRACERの主な特徴
2018年モデルへとマイナーチェンジしたことで、車名を新たにTRACER 900へと生まれ変わりました。欧州や北米ではデビューイヤーからこの愛称で呼ばれていたこともあり、世界的に車名や仕様も含めて多くを共有しています。
マイナーチェンジと一言で言っても、仕様変更の内容はフルモデルチェンジしたかのように多岐に渡ります。今回新たに採用された上級グレード「GT」と合わせて、それぞれの特徴をリサーチしていきましょう。
標準グレードとGTの共通する変更点
MT-09の軽快でパワフルなエンジン性能はそのままに、エクステリアのデザインを変更しています。デザインに定評のあるヤマハならではのこだわりのある仕様変更は、旧型と比較しないとわからない細部にも施されています。
まずは大型化されたフロントスクリーンの採用。大型化しただけでなく、手動で簡易的にスクリーンの調整を可能としました。この辺りは高速走行を意識した仕様変更になっています。
さらにハンドガードの形状変更、シートやグラブバーの仕様変更も注目すべきポイント。より長距離走行を快適にこなすためにブラッシュアップしています。
今回のマイナーチェンジでスイングアームを60mm延長しています。直進安定性とトラクション性能が向上。
マイナーチェンジと呼ぶにはもったいない、数多くの仕様変更が新型TRACER900には施されています。
TRACER 900 GTの特徴
2018年モデルから新たに設定された上級グレードのGT。このグレードは小変更を加えた利便性の高いモデルとしては語ることができません。
このグレードの特筆すべきポイントをチェックしていきましょう。
フロントフォークにはフルアジャスタブル式倒立フロントフォークを装着。伸側を管理する右サスペンション、圧側を管理する左サスペンションでバランスを構成しています。
リヤサスペンションにはリモート式リヤサスペンションを装着。ツーリング先でも工具なしでセッティングすることが可能になりました。
フロントフォークのアウターチューブには、ハイスペックを誇示するようなゴールドがあしらわれています。
さらに新型YZF-R1にも採用されているクイックシフトシステムを新たに採用。スポーツ走行時に有効な装備ですが、ツーリング時にも余計なクラッチワークを省略することで負担を軽減します。
高速道路などで優れた利便性を発揮するクルーズコントロールも注目すべきポイントの一つ。グリップウォーマーなどツアラーモデルとして最強の装備が新たに追加されました。
さらに上級グレードのGTには、専用装備となるTFTフルカラー大型ディスプレイを採用。ライダーの高揚感を高めるような高級感が魅力の一つになります。
フルカラーメーターは夜間でも視認性が高く、電子制御部品が増えた新型TRACER900 GTには重宝するでしょう。
2018年3月に開催される東京モーターサイクルショー2018でも、注目度の高いバイクとして展示する予定です。ツアラーモデルの正常進化を見届けたいところですね。
2018年モデル 新型MT-09 TRACERのスペックや足つき性
前述したようにポイントとなるのは60mm延長されたホイールベース。このわずかな仕様変更が走行性能に劇的な変化をもたらすようです。その他のスペックに関しては大きな仕様変更はないようですね。
足つき性に関しては、2段階切り替え可能なポジションを採用。LOWポジションに設定すれば850mmと低めに設定することができます。
街乗りなど足つき性を重視したいときにはLOWポジション、スポーツライドの際にコントロール性を重視したいときにはHIGHポジションを。足つき性を可変できるのは大きなメリットになりますね。
2018年モデル 新型MT-09 TRACERのインプレ
全長×全幅×全高 | 2160mm×850mm×1375mm |
車輌重量 | 214kg |
ホイールベース | 1500mm |
シート高 | 850mm(LOW) 865mm(HIGH) |
エンジンの種類 | DOHC水冷並列3気筒エンジン |
排気量 | 845cc |
最高出力 | 116PS |
最大トルク | 8.9kgf |
燃料タンク容量 | 18L |
燃費性能 | 28.4km/L |
前年モデルのMT-09 TRACERは、MT09をベースに製作されたツアラーモデルです。そのためツアラーモデルながら軽快なコーナリング性能とスポーツ性能が特徴の一つでした。
一方でホイールベースが短いことから直進安定性に欠ける一面がありました。
今回もマイナーチェンジでは、スイングアームを60mm延長することでネガな一面を改善しています。
さらに上級グレードのGTには、新たに「クイックシフトシステム」「クルーズコントロール」を採用することで、長距離ライドに最適化した仕様になりました。
前後サスペンションはツーリング先でのセッティングが容易にできる上級グレードのサスペンションを採用。積載する荷物の量やタンデムなど走行シチュエーションに応じて最適な乗り心地にアジャストすることができます。
ツアラーモデルと聞いて重ったるいイメージを持つ方が多くいるかと思います。
しかし新型TRACER900はスプリンターに必要なアグレッシブな要素を持ったバイクである認識が必要です。一度アクセルをワイドに開ければ羊の皮を被った狼が咆哮を挙げることになるでしょう。
2018年モデル 新型MT-09 TRACERの発売日
発売日の正式発表日:2018年3月13日
TRACER900発売日:2018年4月20日
TRACER900 GT発売日:2018年6月15日
新型TRACER900の販売に関する日程は上記のようになっています。すでに発売が発表されていることから、正規販売店であるYSPを中心に予約受付を開始している店舗が出てきています。
ともに台数限定販売モデルではないものの、web上ではすでに予約を入れたかたの口コミ情報を確認することができました。
早めの納期を希望する方は、早めに予約を入れることをおすすめします。
2018年モデル 新型MT-09 TRACERの新車価格
TRACER900:¥1,112,400
TRACER900 GT:¥¥1,198,800
新車価格は上記のように設定されています。上級グレードのGTは標準グレードの9万円プラスで購入することができます。
あれだけの装備が追加された仕様ですから、GTのお得感が際立つ価格設定になりましたね。
2018年モデル 新型MT-09 TRACERのアクセサリー
新型TRACER900は、サイドパニアケースの装着に対応できるよう、新たなシートレールを採用しています。
ツアラーモデルの装着率NO,1のサイドパニアケースは、ヨーロッパヤマハのアクセサリーパーツで購入することができそうです。
パニアケースの他にもカスタムスクリーンやマフラー、外装類など豊富なアクセサリーでライダーの好みに合わせたカスタムを楽しむことができるでしょう。
2018年モデル 新型MT-09 TRACERのカラーラインナップ
TRACER900 GT
ブラックメタリックX
ブルーイッシュグレーソリッド4
マットダークパープリッシュブルーメタリック1
TRACER900
ブルーイッシュブレーソリッド4
マットダークパープリッシュブルーメタリック
新型TRACER900には上記のカラーリングを設定。それぞれヤマハらしさを象徴する仕上がりになっています。
落ち着きのあるハイセンスなデザインはツーリングシーンだけでなく、街乗りなどの都会的なシチュエーションにもフィットしそうですね。
2018年モデル 新型MT-09 TRACERの最新動画
まとめ
マイナーチェンジを敢行した新型TRACER900は、車名を新たに歴史を刻むことになります。細部に渡るブラッシュアップはどこも注目すべきポイントです。
上級グレードのGTは手頃な価格帯でツアラーモデルとしてはトップクラスのスポーツ性能・快適性を発揮しているバイクです。ツアラーとスポーツバイクが融合したTRACER900は、バイクとして欲しい要素を全て満たした仕様と言えるのではないでしょうか。
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