スカイウェイブ250 タイプS 各タイプの違いと中古情報

スカイウエイブ250

スクーターブームを牽引し、生産終了となった現在も中古市場で人気があるビッグスクーターがスカイウエイブ250です。

これまで様々なモデルが発売されてきましたが、中でも絶大な人気を誇ったのがCJ43・CJ45・J46です。これらの型式には多くのタイプが設定されたこともあり、多様化するユーザーの要望を満たしてきました。

一方でタイプが多く設定されたために、どのタイプにどんな特徴があるのかわかりにくい一面も。

今回はスカイウエイブ250のタイプ別の特徴の解説と中古情報を交えて、このバイクの魅力をご紹介したいと思います。

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スカイウエイブ CJ43の特徴

スカイウエイブ250

電子燃料噴射方式に変更した初のモデルで、ビッグスクーターモデルの火付け役の1台となったモデルです。

前年モデルと比較すると、FI仕様になっただけでなく、DC電源の標準装備やプログレッシブサスペンションを採用するなど、画期的な進化を遂げます。

大柄な車体サイズながら、スポーツカーのようなスタイリッシュなデザインが人気を呼びました。

そのスタイリッシュなデザインに多くのカスタムメーカーが着目し、他ジャンルのカスタムパーツが発売されました。中古車市場においても、カスタム車両が多い特徴があります。

スカイウエイブ CJ45の特徴

スカイウエイブ250

タイプ別が最も多く設定されたCJ45/CJ46の中でも、最もスポーティーな走行性能を堪能できる仕様となるのが、CJ45と呼ばれる「スカイウエイブ タイプM」です。

無段階変速を採用したスカイウエイブ250ですが、「電子制御式CVT」を採用することで、意図的に減速比をマニュアルシフトすることが可能なモデルです。

スカイウエイブ250

「CVTモード・7速ATモード・7速MTモード」の3つのモードから選択が可能で、走行シチュエーションやライダーの気分に合わせて手元のスイッチ一つで切り替えることができます。

スポーツモデルのようなバイクを操る楽しさやスクーターモデルの利便性に妥協できない方におすすめのグレードです。

スカイウエイブ CJ46の特徴

スカイウエイブ250

2008年に発売されたスカイウエイブ250には、CJ45の他に3つのタイプが設定されたCJ46があります。

さらにパワフルなエンジン性能を発揮するDOHC水冷単気筒エンジンを新たに搭載し、エクステリアのデザインを刷新したスカイウエイブ250。

この年式で多様化されたタイプ別の特徴をご紹介したいと思います。

スカイウエイブ250 タイプS

スカイウエイブ250

タイプ設定が多様化されたスカイウエイブ250のなかで、ベースグレードとなるモデルです。

ベースグレードとはいえ、リンク式サスペンションの採用により優れた乗り心地を実現していることや、十分なほどの利便性を発揮しています。

スカイウエイブ250

必要最低限の装備にすることで、手頃な価格設定となっているのも魅力の一つでしょう。

スカイウエイブ250 リミテッド

スカイウエイブ250

タイプSをベースとし、通勤やツーリングシーンなどでの快適性を大幅に向上させたタイプが「スカイウエイブ250 リミテッド」です。

ハンドガード・グリップヒーター・大型バックレスト・ロングスクリーンを採用したこのモデルは、タンデム走行や冬季の走行が増えるヘビーユーザーに向けた仕様です。

スカイウエイブ250

この手のカスタムは、アフターパーツで構成すると違和感が出てしまいがちです。しかしメーカー純正カスタムらしいスマートなカスタムは、ドレスアップパーツの要素さえ感じさせます。

スカイウエイブ250 SS

スカイウエイブ250 タイプSS

CJ46の中でもセンス溢れるカスタムスタイルが特徴的な「スカイウエイブ SS」。ブームを起こしたカスタムスクーターライクなスタイルが多くのファンを創出しました。

エアロマスク・カラードメーターカバー・ブリッジ付きハンドルバー・クリアテールライト・スムージングシート・メッキパーツでドレスアップされた車体は、オーダーカスタムしたかのようなスタイルに。

スカイウエイブ250

特にエアロマスクの装着は、ブームの際には定番のカスタムとされていたこともあり、メーカー標準装備になった当時は驚きの仕様でした。

スカイウエイブ250 中古情報

スカイウエイブ250

ホンダのフォルツァやヤマハのマジェスティに次ぐ人気となった、スカイウイエイブ250。新車が購入できなくなった現在でも、このバイクの中古車市場は賑わいを見せています。

中古市場の多くは2010年以前のモデルで、その多くが「スカイウエイブ タイプS」が販売されています。

ブームを築いた人気モデルということで、カスタムされた車両が多くラインナップされ、年式よりも距離数や程度で価格が左右する傾向が。

距離数は8000kmから20000kmほどの状態が多く、20万円から35万円ほどの相場で動いています。

カスタム車両が多いため、メーター改ざんによる距離数不明な車両や安全性に支障をきたす中古車には注意が必要です。

生産終了から時間が経っていることもあり、球数が少なくなってきています。購入を検討している方は、早めに中古情報をリサーチしてみてください。

まとめ

スカイウエイブには、年式だけでなくタイプ別で全く違った特徴のあるバイクに仕上がっていました。中古市場の多くがタイプSで構成されていますが、中にはマニュアルシフトが可能な「タイプM」が販売されていることも。

多様化するバイク市場ですが、年式が古くなっても色褪せない魅力がスカイウエイブ250にはあります。

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