世界中で人気となっているホンダのビックオフモデル「アフリカツイン」がフルモデルチェンジして登場することが決定しました。
フレームからエンジン、エクステリアまで全てに手を加えられた新型アフリカツインは、前年モデルから定評のあったオフロード性能・ツーリング性能に磨きをかけているようです。
今回は明らかになった新型アフリカツインの仕様とグレード、発売日やインプレ関連も合わせてチェックしていきましょう。
2020年 新型 アフリカツインの仕様
2020年モデルのアフリカツインには、大きく分けて2つのグレードがラインナプしました。
さらにそれぞれにマニュアルトランスミッション・DCTトランスミッションの2パターンを選択できます。
上級グレードのアドベンチャーには、電子制御サスペンションを標準装備したESもラインナップ。
幅広いグレードのラインナップが魅力の一つになりますが、まずここのカテゴリーではスタンダードグレードのアフリカツインについてチェックしていきましょう。
1084ccに排気量アップしたエンジン
従来のエンジンをベースに排気量をアップさせたことで、5PSほどの最高出力アップに成功しています。
さらにエンジンの重量を2.5kgほど軽量化させることにも成功していて、エンジンだけチェックしてみてもスプリンターの要素が盛り込まれていることがわかります。
そのほかにもスロットルバイワイヤの応答速度の向上など、電子制御の細かなブラッシュアップにも余念がありませんね。
モトクロスバイクスタイルのスイングアーム、新型フレームの採用
ロングツアラーのキャラクターが強かった前作ですが、新型ではモトクロッサーが採用する軽量で剛性の高いスイングアームを採用しました。
さらにシートレールは分割式することで、軽量化と転倒時のダメージに対応することが容易に。
ステップもゴムステップからオフロードスタイルのワイドステップに変更。
フレーム周りを見ても軽量化やスポーツ走行への配慮が伺えます。
6軸慣性ユニットIMUを新たに採用
ボッシュ性IMUを新たに採用したことにより、従来から採用していたトルクコントロールの最適化、さらに新採用となるコーナリングABSにも柔軟な介入が期待できます。
スポーツバイクではお馴染みとなったIMUですが、オフロードシーンなどでも激しい走行を想定した場合に安定感と安心感を与えてくれることになりそうです。
アップルカープレイ対応の大型メーター
6.5インチの大型カラーメーターは、アップルカープレイ対応になります。
音楽やナビゲーションはもちろんのこと、ラリーレースで必要な情報もメーター一つで簡易的にアクセスすることができるでしょう。
新型アフリカツインは電子制御が多彩なため、エンジンモードスイッチがどのモードなのか、トラクションコントロールはどの位置かなどの情報を的確にチェックできることは嬉しいですね。
シャープに生まれ変わったエクステリア
新型フレームを採用したことで、エクステリアもブラッシュアップしています。
さらに精悍な顔つきになったフロント周りは、前年モデルよりも小型化。さらにフロントスクリーンも小さくなるなどスプリンターとしてのキャラクターが強くなりました。
燃料タンクは容量をそのままにスリム化に成功し、サイレンサーも前年モデルよりも小型化したことで車両重量は5kgほどの軽量化に成功しています。
ビッグオフの要素をそのままにモトクロスバイクのようなスプリンター要素を盛り込んだ新型アフリカツインは、ラリーレースを見据えた仕様になっています。
2020年 新型 アフリカツイン アドベンチャースポーツの仕様
前年モデルにもラインナップしていたグレード「アドベンチャースポーツ」が2020年モデルにもラインナップすることが決定しました。
スタンダードモデルをベースにラリーもロングツーリングもよりラフに楽しめる仕様をチェックしていきましょう。
ビックタンクを標準装備した特別仕様
ラリレースや長距離ライドには必須となったビックタンクを標準装備しているのがアドベンチャースポーツです。
スタンダードが18Lなのにたいして、アドベンチャースポーツは24Lを確保しています。
コーナリングライトを装備
夜間走行を安全にするコーナリングライトはIMUと連動してバイクに角度がつくとそれに合わせていく先を照らしてくれます。
これは夜間走行だけでなく、雪や霧のときにも効果を発揮しそうですね。
オプションだった便利アクセサリーも標準装備
スタンダードモデルではオプションとして購入する必要があったグリップヒーター、ACCソケットを標準装備していることも嬉しいポイント。
またスタンダードではショートスクリーンを採用していましたが、アドベンチャースポーツではロングスクリーンを標準装備しています。
クロススポーク仕様のチューブレスタイプを採用
スタンダードと大きく違う点は、スポークの組み方がクロスしていること。さらにはチューブレスを採用したことです。
これはツーリング先でのパンク処理を簡易的に行えるメリットがあるため、オフロード走行よりもロードをメインにしているライダーには嬉しいですね。
アドベンチャースポーツには電子制御サスペンショングレードがある
ESと名づけられたグレードには、SHOWA製電子制御サスペンションを標準装備しています。
IMUと連動することで、あらゆる走行シーンや挙動に合わせてサスペンションを電子的に最適化します。
これはオンロード向けセッティング3パターンとオフロード向けをチョイスすることも可能で、さらには乗車人数や積載量に応じてモードを選ぶことができます。
重量こそ重くなるものの、それを凌駕するメリットがあるでしょう。
のちほどご紹介する新車価格を比較してみれば、アドベンチャーモデルがお買い得であることがおわかりいただけるかとおもいます。
2020年 新型 アフリカツインシリーズのカラーリング
アフリカツイン、アフリカツインDCT
グランプリレッド
アフリカツイン アドベンチャースポーツ ES、DCT
パールグレアホワイト
ダークネスブラックメタリック
アフリカツイン アドベンチャースポーツ、DCT
パールグレアホワイト
2020年 新型 アフリカツインシリーズのスペック
アフリカツイン
全長×全幅×全高 | 2310mm×960mm×1355mm |
車両重量 | 226kg (DCT 236kg) |
ホイールベース | 1560mm |
シート高 | 830mm (LOW 810mm) |
エンジンの種類 | OHC水冷直列2気筒エンジン |
排気量 | 1082cc |
最高出力 | 102PS |
最大トルク | 10.7kgf |
燃料タンク容量 | 18L |
燃費性能 | 32km/L |
アフリカツイン アドベンチャースポーツ
全長×全幅×全高 | 2310mm×960mm×1520mm |
車両重量 | 238kg (DCT 248kg)、ESはともに2kg増 |
ホイールベース | 1560mm |
シート高 | 830mm (LOW 810mm) |
エンジンの種類 | OHC水冷直列2気筒エンジン |
排気量 | 1082cc |
最高出力 | 102PS |
最大トルク | 10.7kgf |
燃料タンク容量 | 24L |
燃費性能 | 32.0km/L |
2020年 新型 アフリカツインシリーズのインプレ、足つき性について
前年モデルよりも排気量をアップして、最高出力を7PSパワーアップに成功した新型アフリカツイン。
さらには車両重量が2kgほど軽量化したことで、ツアラーのような快適性をそのままにモトクロスバイクのような軽快なスポーツ走行を楽しむことができるでしょう。
さらにIMUが採用されたことで、電子制御が介入するタイミングも正解になり安全性だけでなくレースシーンにおいても最適なトラクション、ハンドリングがライダーをアシストしてくれます。
軽くなってパワーアップしたことはスポーツ性能だけでなく、ツーリングシーンにおいても快適性と安定感のある走りを約束してくれるでしょう。
女性ライダーには敷居が高く感じるバイクですが、今回の仕様変更によって軽くなった恩恵を受けてチャレンジしてみてほしいです。
気になる足つき性についてですが、830mmをスタンダードとしてシート位置をずらすことで810mmに変更することが可能です。
さらにシートの横幅が前年モデルよりもシャープになり、燃料タンクもコンパクトになったことで足つき性は大幅に改善されています。
軽くて足つき性が改善された新型アフリカツインは、ラリーレースにも参戦できる万能なビックオフとして仕上がっているようですね。
2020年 新型 アフリカツインシリーズの新車価格、発売日
発売日
アフリカツイン アドベンチャースポーツ:2020年2月14日
アドベンチャースポーツES:2019年12月13日
新車価格
アフリカツイン (グランプリレッド):1,617,000円
アフリカツイン (DCT):1,727,000円
アドベンチャースポーツ:1,804,000円
アドベンチャースポーツ (DCT):1,914,000円
アドベンチャースポーツ (ES):1,947,000円
アドベンチャースポーツ (DCT・ES):2,057,000円
2020年 新型 アフリカツインシリーズの関連動画
まとめ
2020年モデルの新型アフリカツインはスプリンターの要素が強くなった完成度の高さが際立って仕上がりでした。
オフロードバイクとしてもツアラーとしても持っていてほしい要素を兼ね揃えた仕様は万能バイクとして幅広いライダーから愛されることでしょう。
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