2017年、スズキは欧州向けにGSX-R125を発表しました。欧州では、欧州メーカーや日本メーカーが125ccクラスにオーバースペックとも思えるハイスペックバイクを投入しており、KTMのDUKE125やヤマハのYZF-R125など、大型バイク顔負けの高級感と走行性能を備えたライバルたちがラインナップされています。
その背景には、欧州では普通自動車免許を持っていれば、125ccまでのバイクであれば運転できることと、山道などスポーツ走行できる環境が整っていること、さらには、アセアン市場ではこのクラスのレースが盛り上がっているため、世界戦略車として、このような状況になっているようです。
今回は、このクラスに投入された2017年新型となるGSX-R125の仕様・スペックや価格、国内発売の情報などを中心にご紹介させていただきます!
新型GSX-R125のカラーリング
ヨーロッパスズキのホームページではすでに、新型GSX-R125が掲載されていおり、スズキらしいカラーリングとレーシーなデザインが特徴的な3色をご紹介します!
メタリックトリトンブルー
引用元:https://bikes.suzuki.co.uk/bikes/sport/gsx-r125/?grade=c8ea4337-e5e0-401a-aee8-77b28535e4ab&Colour=Metallic+Triton+Blue+(YSF)&price=0
ソリッドブラック

ブリリアントホワイト

欧州で発表されている新型GSX-R125は以上の3色展開となっています!
外装のディテールからもカラーリングからもスポーティーでmoto GPライクなデザインが特徴的なブルーと、日本有数のカスタムメーカーヨシムラを彷彿とさせるブラック、女性にも人気が出そうなホワイトの構成となっています!
新型GSX-R125の仕様
欧州で発表されたGSX-R125が発売されるにあたって、どのような仕様になったのかチェックしてみましょう!
まず、125ccと小排気量ながら兄貴分でもあるGSX-R1000やGSX-R600のデザインを踏襲したレーシーなデザインとなっており、高級感のある仕上がりとなっている外装にはLEDヘッドライトが装着されるなど、大型バイクにも負けない洗練された仕様となっています。
また、メーターにはライダーが必要とする情報を一目で確認できるよう、大型のデジタル液晶メーターを採用しています。
また、2017年に各メーカーが発売したニューモデルに多く採用されている、キーレスエントリーを採用することで、煩わしい鍵の操作を不要とし、バイクの乗り降りをスマートにできる仕様となっています。
新型GSX-R125に搭載されているエンジンには、DOHC水冷単気筒エンジンを搭載し、ショートストロークの高回転型の特性は、国内で発売されたGSX-R250とは一線を画すスポーティーな仕様となっているようです!
2017年のスズキが発売したバイクに共通した装備となっているイージースタートシステムの装着もされており、季節やエンジンの寒暖差に左右されず、スタータースイッチをワンプッシュでエンジン始動までスターターモーターが回り続ける構造を取り入れています。
また、足回りには軽量なアルミ製キャストホイールを採用し、それに装着されるタイヤはラジアルの17インチタイヤとすることで、走行するシチュエーションによって、ハイグリップタイヤからロングライフタイヤまで幅広い選択ができるようになっています。
サスペンションには、正立フロントフォークと、リヤサスペンションにはリンク式を採用することで、中高速域を使用するスポーツ走行での路面追従性を向上させた仕様となっています。
GSXシリーズの中で末っ子にあたる新型GSX-R125ですが、1つ上のカテゴリーのGSX-R250がアーバンスポーツを掲げている一方で、こちらはサーキットよりのスポーツ志向に特化したエキサイティングマシンに仕上がっているようですね!
新型GSX-R125の国内販売
新型GSX-R125は、ヨーロッパスズキのホームページではすでに掲載され、欧州から先行して、2017年7月には発売が予定されているそうですが、国内の販売は未だ未定のようで、スズキからも正式な発表がされていない状態です。
ほぼ同時期に欧州で発表されたYZF-R125もそうですが、欧州のみラインナップに入っている状況は、欧州特有の免許制度とニーズに適合させた形をとっており、国内でこのカテゴリークラスを取り扱うと、国内ラインナップに入っている250ccのエントリークラスとぶつかってしまうことと、それに見合ったコストがかけられず、正式な国内販売はされないと予想しております。
しかし、メーカーの正規販売ではなく、販売店独自のルートで並行輸入するケースもありますので、購入されたい方は、並行輸入に強い販売店でお問い合わせいただくのも良いかもしれませんね!
⇒ 2018年1月26日に決定。1月9日より予約開始となります。
新型GSX-R125の価格
新型GSX-R125は、欧州のホームページでも価格を好評しておらず、未確定情報ですが、同じ欧州で発表されているYZF-R125と同レベルのハイスペックを誇るだけに、60万円前後になるのではないかと予想しております!
国内の同じクラスと比べるとかなり高額な価格帯となりますが、レーススペックをノーマル状態で誇ることから、あとから手を加える箇所も少なくお買い得感のある価格かもしれませんね!
⇒ ¥386,640のようです。予想より遥かに低価格となりました。
新型GSX-R125の主要スペック

全長×全高×全幅 | 2020mm×1075mm×700mm |
車輌重量 | 134kg |
ホイールベース | 1300mm |
シート高 | 785mm |
燃料タンク容量 | 11L |
ミッション | 6速ミッション |
排気量 | 124.4cc |
欧州サイトのためか、最高出力と最大トルクの記載はありませんでしたが、特筆すべきは125ccクラス最軽量と称される車輌重量で、それに搭載されるミッションは6速を搭載し、おそらく最高出力は15PSは出力されるはずなので、パワーウエイトレシオの数値だけ見ても、かなりハイスペックバイクだということが確認できますね!
シート高は、125ccクラスでは高めの設定となっており、ポジションも前傾姿勢のキツめなスポーティーな仕様となっているようです。
新型GSX-R125のエンジン性能や走行性能
引用元:https://bikes.suzuki.co.uk/bikes/sport/gsx-r125/?grade=c8ea4337-e5e0-401a-aee8-77b28535e4ab&price=0&Colour=Metallic+Triton+Blue+(YSF)
エンジンは軽量で高回転型となるDOHC単気筒エンジンを搭載しており、それに装着されるスロットルボディは32mmがチョイスされることで、リニアで俊敏なレスポンスを実現し、力強いトルク感はそこまで感じないものの、ワイドにアクセルを開ければ回転数が一気に上昇するハイパワーな仕様となっているようです。
この仕様は、もちろん街乗りでも楽しむことができる特性のようですが、本領発揮をするのは、カートコースのような規模のサーキットのようで、中回転域に設定されたパワーバンドをキープしながら待ち受けているコーナーを駆け抜けていく喜びを感じることのできる仕様となっているようです。
また、走行性能については、スポーティーなポジションから入力するハンドリングは軽快そのもののようで、超軽量な車体と相まって、下りの山道ならば大型バイクを追い回せるようなポテンシャルを持ち、街乗りでもヒラヒラと細い道もクリアできる特性となっているようです!
まとめ
今回は2017年7月に欧州で発売予定の新型GSX-R125をご紹介させていただきました!
これだけのハイスペック仕様でサーキットを走行したらかなり良い結果が出そうですし、なにより小排気量でこんなにカッコいいバイクを見たからには、国内販売も期待してしまいますね!今後も新型GSX-R125に注目していきましょう!
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