2018年モデルへと進化したDUCATIのムルティストラーダ1260は、エンジン仕様・機能ともにクロスオーバーモデルの最高峰モデルへと変貌を遂げました。
最先端テクノロジーを惜しみなく投入されたムルティストラーダ1260のインプレ、発売日や価格等、具体的な内容をリサーチしていきたいと思います。
2018年モデル 新型 ムルティストラーダ1260の特徴
2018年モデルへと進化することで、前年モデルとは全く違ったキャラクターになりました。まずは注目すべきカテゴリー別に詳細をチェックしていきましょう。
大幅にアップデートされたエンジン

新排気ガス規制に対応すべく、新たに可変バルブタイミング機構 (DVT)を新たに採用。さらに搭載するエンジンの排気量を1198ccから1262ccへボアアップしています。
低中速域の力強いトルク特性を引き延ばし、優れた燃費性能も魅力の一つになるでしょう。
エンジンに組み込まれるエキゾーストマフラーのパイプ、サイレンサーの基本構造を変更し、コンパクトなデザインを新たに採用したこともポイントの一つ。
2018年モデルで新たに追加した最新装備

新型ムルティストラーダ1260はボッシュ製IMUを新たに採用しました。
コーナリングABS・コーナリングLEDライト・ウイリーコントロール・トルクコントロール・トラクションコントロールを車体の360度の動きに連動して制御しています。

また今回からクルーズコントロールを新たに全グレードに採用。多機能化された左スイッチボックスから各機能にアクセスすることができます。

新型になることで、TFT液晶モニターを5インチに大型化しています。さらに上級グレードのSには、フルカラーTFT液晶モニターを設定。スマートフォンとブルートゥースで連動させることで、通話などの情報をメーターに表示させることが可能に。
その他注目すべき改善内容

ムルティストラーダ1260には片持ちスイングアームを採用していますが、2018年モデルは48mmロング化しています。

さらにブレーキシステムには、ブレンボ製M50モノブロックキャリパーを装備。DUCATIらしいハイスペックな装備でツーリングシーンもアクティブな走りがムルティストラーダ1260の特徴となるでしょう。
2018年モデル 新型 ムルティストラーダ1260のインプレ

前述したように、2018年モデルのエンジンは排気量がアップし、さらに可変バルブ機構を新たに採用しています。
それによりツーリングでの主な実用回転数となる低中速域での力強さ・扱いやすさが格段に向上しているようです。
もちろん大排気量を採用していることもあり、高速道路などでは高速域においてもパワフルなエンジン性能を堪能することができます。

クロスオーバーモデルの醍醐味といえば、ツーリングでの快適性でしょう。新たにクルーズコントロールが採用されたことで、長距離ライドがより疲労が溜まりにくい仕様になりました。
ホイールベースが延長されたことで、直進安定性も向上。高性能なサスペンションやバネ下の軽量化により、コーナリング性能もキレのある仕上がりに。
前年モデルよりもツーリング性能が向上し、さらにスポーツ走行を安心して楽しめる仕様変更が2018年モデルの特徴といえそうですね。
2018年モデル 新型 ムルティストラーダ1260に用意されたグレードと新車価格

2018年モデルには3つのグレードを設定しています。それぞれに採用される装備に特徴があり、
1260

新車価格:¥2,316,000
1260S

新車価格:¥2,625,000
1260 PIKES PEAK

新車価格:3,069,000
2018年モデル 新型 ムルティストラーダ1260の発売日

発売日:2018年4月14日
すでにDUCATIディーラーでは新型ムルティストラーダの展示・販売をスタートしている店舗もあるようです。
2018年モデルは注目度が高いだけに、店舗によっては全グレードを展示しているケースも。なかには試乗車を用意している店舗もあり、走行性能を実際にチェックすることも可能です。
2018年モデル 新型 ムルティストラーダ1260のアクセサリ

新型ムルティストラーダには、DUCATIパフォーマンスからオプションパーツがラインナップ。
テルミニョーニ製マフラーやカーボンパーツの数々、アルマイトパーツなど、ライダーの個性を演出する数多くのパーツが愛車に華を添えるでしょう。
2018年モデル 新型 ムルティストラーダ1260の最新動画】
まとめ
もはやフルモデルチェンジと呼ぶにふさわしい仕様変更が特徴的な新型ムルティストラーダ1260。
DOCATIらしいハイスペックな装備と最新の電子制御パーツで構成された仕様は、快適にツーリングとスポーツシーンを堪能することができるでしょう。
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