世界各国で開かれているオフロードレースを始め、全日本モトクロス選手権でも成田選手が素晴らしい成績を残すなどスペックや扱いやすさに定評のあるCRF250Fが2018年モデルとしてフルモデルチェンジをしました!
2017年の全日本モトクロス選手権ではプロトタイプを走らせ、デビューウインを飾るなど、早くも高い性能を証明しました。今回は2018年モデルのCRF250Fの仕様やスペック、公道仕様などの情報をご紹介したいと思います。
2018年モデル CRF250Rの仕様
2018年モデルは、これまでのホンダが伝統としてきたエンジンのレイアウトやその他細部にわたる構造を大きくモディファイしました。各カテゴリーに分けてその仕様をご紹介したいと思います。
新たな歴史を刻み始めたエンジン構造
CRF250Rには、ホンダ特有のエンジン構造「ユニカムエンジン」を採用することで、シリンダーヘッド周りを小型化・軽量化を果たすことで低重心かつマスの集中化に貢献し、様々なレースに勝ってきました。
しかし,2018年モデルとなり採用されたエンジンはDOHCエンジンになりエキゾーストポートは2つ設けられた超高回転型のエンジンレイアウトとなりました。
吸気系のスロットルボディは効率化を求めるためダウンドラフト構造とし、排気系のエキゾーストマフラーはシリンダーから左右にレイアウトされた二本出しマフラーとなっています。
その他注目すべき仕様
モトクロッサーは究極の軽量化を求められています。2018年モデルのCRF250Rも例外ではなく、燃料タンクを樹脂製からチタン製に変更することで、大幅な軽量化とマスの集中化に貢献しています。
さらに、CRF450Rと同様にエレクトリックスタータを装着することで、エンジンの始動性を大幅に向上させ、スタータモーターを回すためのバッテリーには軽量なリチウムイオンバッテリーを採用しています。
メインフレームやサブフレームも軽量化と適度な剛性アップを果たすことで、コーナリング性能や運動性能を大幅に向上させています。
これらの仕様変更は、これまでホンダが伝統としていた仕様を大きく覆すもので、大きな性能の向上が期待できる仕上がりとなっています。
2018年モデル CRF250Rの馬力などのスペック
まずは、現段階で公表されているスペック値をチェックしてみましょう。
全長×全幅×全高 | 2183mm×817mm×1274mm |
ホイールベース | 1486mm |
シート高 | 957mm |
車両重量 | 108kg |
エンジンの種類 | 水冷4ストロークDOHC単気筒 |
圧縮比 | 13.9 |
最高出力 | — |
最大トルク | — |
公表されているスペック値には、気になる馬力やトルクに関する情報は開示されていません。その他の情報が上記のようになっていて、ホイールベースがさらに短くなったこと、さらに車両重量を軽くしてきました。
フルモデルチェンジしたDOHCのエンジンは、高圧縮の高回転型エンジンで、14,400rpmまで回るモンスターエンジンです。
さきほどチェックした仕様とスペック値を改めて見ると、他メーカーのモトクロッサーの追従を許さないようなハイスペックな仕様が目を見張ります。
2018年モデル CRF250Rのエンデューロ仕様
近年、日本国内でも爆発的なブームとなっているエンデューロですが、モトクロスに比べ敷居も低く、エントリーライダーでも比較的気軽に出場できる魅力があります。
最近では、近年のブームに合わせエンデューロ仕様のCRF250Xが発売されていますが、CRF250Rとの違いはどこにあるのでしょうか。
まず、モトクロスに比べ大きなジャンプがないエンデューロには、モトクロス仕様よりもしなやかで柔軟なセッティングのサスペンションが必要となります。
さらに、ピーキーなエンジン特性のモトクロス仕様に対し、エンデューロ仕様は思いフライホイールを装着するなどして、アクセルレスポンスを扱いやすい仕様に変更するライダーが多くいます。
エンデューロ仕様の大きな特徴は、リヤタイヤの大きさを18インチに設定することです。対してモトクロス仕様は19インチのタイヤを採用しています。これは、国内外のタイヤメーカーからラインナップされているエンデューロタイヤが18インチのため、それに対応するためです。
その他細かい仕様としては、サイドスタンドの装着をするケースが多いです。
似ているようで、大きく仕様が異なるエンデューロ仕様には、これらのモディファイを加えてレースに出場する必要があります。
2018年モデル CRF250Rのモタード仕様
土の上をメインに走るモトクロスやエンデューロと違い、モタードはサーキットのアスファルトをメインに走行し、時折土のセクションもこなす競技です。競技の魅力として、コーナリング進入時に大きくリヤタイヤをスライドさせる特徴があります。
これまでの仕様と大きく異なる点は、ホイールサイズが前後ともに17インチを採用し、市販のハイグリップタイヤを装着できるように仕様変更している点です。
さらに走行するスピード域がこれまでの仕様のなかで最も高いため、それに適応させたサスペンションのセッティングが必要となります。
また、スピード域が上がるため、ブレーキキャリパーを強力なものにしたり、ブレーキディスクを大径化などの仕様変更をし、さらにステップやハンドガードエンド、前後アクスルシャフトなどにスライダーを装着するなどして、転倒時のダメージに備える傾向があります。
2018年モデル CRF250Rの公道仕様
これだけハイスペックで軽量なモトクロッサーを公道で走らせることができたら、速さを追求したいライダーにとっては夢のような話です。
結論から言うと、公道登録ができない関係上、公道仕様に変更することはできません。登録書類の関係上難しいことと、灯火類を着けてレーサーを走らせることが販売店への逆風となり、厳しい状況となってしまっています。
また、CRF250Rはレーサーゆえに耐久性よりもエンジン出力を向上させることを主に置いているため、街乗りでラフに使うと壊れやすく、まともに乗ろうとすれば普段のメンテナンスの3倍以上は定期的に整備しなければなりません。
夢のような話だけに残念ではありますが、クローズドコースで思いっきり走りを楽しむには最高の相棒となります!
2018年モデル CRF250Rのインプレから性能をチェック
DOHCエンジンを搭載した新型CRF250Rは、これまでのユニカムエンジンよりもさらに力強いトルクとピークパワーを実現し、そこに扱いやすさを兼ね揃えることで、レースに勝つための仕上がりとなっているようです。
これらの特性は、全日本モトクロス選手権でプロトタイプでスポット参戦した際に、2レースとも優勝をかざるなど実績が2018年モデルの高いエンジン性能と運動性能を証明しています!
まとめ
2018年モデルとしてフルモデルチェンジしたCRF250Rをご紹介しました。誰もが驚いたDOHCエンジンの採用をはじめとする見どころがたくさんあるニューモデルは、これからどれだけの輝かしい戦績を残すのか、気になるところですね!
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