2017年5月30日より国内販売が正式に決定した、新型のV-Strome650はどのような変化を遂げたのでしょうか。
兄貴分でもある、V-Strome1000と同時期にフルモデルチェンジをし、群雄割拠のデュアルパーパスカテゴリーで存在感を出すことができるのか。
600cc〜700ccは、各メーカーともにエントリーモデルの位置付けで、特にデュアルパーパスのカテゴリーは国内でも人気があります。
試乗インプレなどから、V-Strome650の評価やグレード・価格、エンジン性能や乗り心地などご紹介していきたいと思います!
SUZUKI V-Strom650はどんなバイクなのか
デュアルパーパスというカテゴリーは、これまでのカテゴリーの中で最もアクティブで冒険心に溢れた大人に向けたものとなっています。
排気量とそのスタイルから、たくさん荷物を積載してロングツーリングに行ったり、タンデムで快適にツーリングを楽しんだり、時には峠でコーナーを楽しんだり、その気になれば悪路を思いのままに走ることのできます。
また、トルクフルで軽い車体から、通勤や街乗りまで器用のこなすキャラクターが先代から人気となっています。
今回のモデルチェンジで、先代のデザインよりもアクティブでワイルドな印象となり、3モード切り替え可能なトラクションコントロール機能や低速運転時にエンストを防止するためのローRPMアシストが追加されています。
トルクフルなV型エンジンにより快適になるよう多くの機能が追加され魅力を増した新型V-Strom650は、V-strom1000の弟分として大型バイクのラインナップの中ではエントリーモデルとして位置付けられています。
これは、初心者の方や女性の方でも、いつでもどこでも軽快に快適なライディングができるよう、今回のアップデートとなったようです。
エントリーモデルであり、冒険心を煽るようなアドベンチャー感溢れるデュアルパーパスバイクこそが、V-Strom650です。
スペック表からみる、SUZUKI V-Strom650のグレードや価格・発売日はどうなのか
まずは、スペックを見てみましょう!
全長×全幅×全高 | 2275mm×910mm×1405mm |
ホイールベース | 1560mm |
シート高 | 835mm |
車輌重量 | 215kg |
国土交通省届出値燃費値 | 35.5km / L (60km/h) 2名乗車時 |
エンジンの種類 | DOHC水冷V型2気筒4バルブ |
排気量 | 645cm3 |
最高出力 | 51KW (69PS) / 8,800rpm |
最大トルク | 61N・m (6,2kgf・m) / 6,500rpm |
燃料タンク容量 | 20L |
日本国内発売日 | 2017年5月30日 |
カラー設定 | チャンピオンイエロー パールグレッシャーホワイト グラススパークルブラック |
車輌本体価格 | ¥950,400 (V-Strom650XT ABS) ¥907,200 (V-Strom650 ABS) |
もともと、デュアルパーパスというジャンルは、欧州で人気を得ています。欧州では、舗装路であってもデコボコ道が多く、ダートや悪路なども多いため、走破性の高いモデルが人気となっています。
そのデュアルパーパスが日本でも人気理由は、タフな使い勝手の良さが起因していると思います。欧州で認められた走破性に、燃費の良さ・車体の軽快さ・トルクフルなエンジンが、扱いやすくその気になればスポーツ走行も可能であることが、国内のエントリーライダーからベテランライダーまで評価を得ています。
今回、フルモデルチェンジをしたV-Strom650は、大きくデザイン変更しました。ヘッドライト二眼が印象的だった先代モデルとは違い、タフな印象のフロントフェイスとフロントフェンダーがポイントとなりました。
また、扱いやすさにこだわったことがわかる機構が追加されたことで、燃費の向上をはじめ、低速域での扱いやすさを向上させたことに加え、カムシャフトのリフト量を変更し、1気筒あたり二つのプラグを装備するツインプラグ仕様となることで、高回転域のパワーアップにも寄与しています。
また、デュアルパーパスにふさわしい純正オプションとして、サイドとトップのパニアケースをはじめ、夜間走行や悪路で役に立つLEDフォグランプなどの設定もあるため、購入時から個性を主張できる設定となっています。
ロングツーリングやショートツーリングを快適にしようと、メーター脇には、DC12Vのシガーソケットが標準で装備されている。
カラーリングには、モトクロスでもお馴染みのSUZUKIレースイエローが追加されたことで、スポーツ感のある仕様となり、V-Strom650にはアンダーガードやハンドガードが付属し、ゴールドリムを採用したスポークホイールがオフロードテイストを強調したグレードもラインナップされています。
試乗インプレからみる、SUZUKI V-Strom650のエンジン性能はどうなのか
デュアルパーパスといえば、走破性のあるエンジンを期待したいところですが、V-Strom650のエンジン性能はどうなのでしょうか。
試乗インプレなどからチェックしてみましょう!
今回、V-Strom650に採用されたエンジンは、先代に仕様されたエンジンをベースとし、低速域で扱いやすく高回転域ではパワーが出るよう、軽量化やチューニングが施されています。
V型2気筒の650ccとミドルクラスながら、高速道路では楽に高い速度域で巡航することができ、追い越し車線への合流時に少しワイドにアクセルを開けてもしっかりついてくるパワーがあります。
今回の仕様変更の中で、カムシャフトのリフト量を増やすことで、高回転域でのパンチ力が向上されていると考えられます。
また、1気筒あたり2つのプラグを使用するツインプラグ仕様とすることで、V型2気筒としては、ハイパワーかつ好燃費を実現しています。兄貴分である、V-Strom1000ほどではないですが、街乗りからロングツーリングまでしっかりこなせるパワーを備えています。
渋滞時や低速走行時での大排気量V型エンジンにありがちなノッキングのような症状がネガな部分であり、エンストをしやすい状況でした。
今回、ローRPMアシストの採用により、停車するような低速で様々なセンサーなどから信号を拾い、回転数を意図的に上げることでエンストの心配がなくなりました。
また、SDTVフューエルインジェクションシステムが搭載されており、この機構は、スロットルボディ内にバタフライを二枚構造とすることで、回転数・外気温などを感知して適正な出力特性と燃費の良さを実現しています。これは、新型のピストンやピストンリングの恩恵もあります。
エンジン特性としては、高回転型といえますが、これらの仕様により低速域でも快適に走れるトルクがあることから、街乗りからスポーツ走行・ツーリングまでこなせる仕様となっています。
試乗インプレからみる、V-Strom650の乗り心地や走行性能がどうなのか
しなやかな正立サスペンションとダイヤル式アジャストリヤサスペンションの採用により、ロングツーリングでも疲れにくくライダーへの負担を軽減している仕様となっています。
また、ダイヤル式アジャストリヤサスペンションは、たくさんの荷物を積載するシチュエーションやタンデム時のリヤサスペンションのセッティングを工具なしで行うことができ、ツーリング先でも簡単にセッティングできるメリットがあります。
また、シート高が830mmと低い設定となっており、シートがシャープに設計されていることも相まって、エントリーライダーから女性の方まで安心できる仕様となっています。
さらに、軽量な車体も相まって取り回しがとても楽で、都心などの細かい道でも軽快に走ることができます。
まとめ
今回はフルモデルチェンジしたV-Strom650をインプレやスペックからチェックしてみました。
V型エンジンの特性をさらに伸ばし、ネガな部分を改良した仕様はエントリーライダーからベテランライダーまで幅広いシチュエーションで楽しめるバイクとなっていました。
今後もV-Strom650の動きに注目していきましょう!
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