人気のHONDA CB1100EXとCB1100RSのスペックや発売日について。2017年には最新モデルが登場しました。
あなたにとってバイクとはなんですか。走ること?ワインディングすること?見せること?
旧車にはそう思わせます独特の趣があります。
今回紹介する「CB1100EX」は、旧車が持つ要素が詰め込まれた最新バイクです。インプレをまとめていきます。
HONDA CB1100EX
CB1100の生い立ち
CB1100は2010年の3月に発売されました。

初代は通常のTYPEⅠと、スポーティなポジションのTYPEⅡの2種類が登場。

CB1100のコンセプトは「馬力や最高速ではなく、散歩を楽しむバイク」として開発されました。
発売当初、注目されたのは人気を博したCB750以来の空冷エンジンを搭載したことです。
現行でも人気なCB400SFの販売台数を上回る結果となりました。
コンセプトやエンジン構造が話題となり、中高年に好評のバイクでした。
CB1100へのこだわりはエンジンにあり

安定した走行を保ちながら優れた冷却性を備え、環境性にも配慮されたシステムを持つ6速ミッションエンジン。
深くまで刻み込まれた2mmの極薄フィンとカム配置。滑らかな曲線を描き輝くシリンダーヘッドカバー。
車体全体の造形美もさることながら、エンジンに対する細かな美しさも追求しました。

それらを露わにするためにあえて空冷直列4気筒を採用し、CB1100へ跨った時、サイドからの状態、どこからも見ても美しさを味わうことができます。
CB750から受け継がれた空冷エンジンですが、オイルクーラーで冷却の手助けをするため油冷に近いエンジン構造。
エンジンを包み込むフレームにも配慮がされ、丹念な曲げ加工により一体感のあるデザインになっています。
「CB1100EX」の新たなところ
伝統的な車体フォルムを新たに受け継ぐ「CB1100EX」。
これまでに発売されたCB1100との大きな変更点は3つです。
1つめが、前後ホイールのステンレス製40本スポーク。旧車と言えばスポークホイールです。

2つめがマフラーの二本出し。二本出しマフラーの存在感。圧倒されます。

3つめが燃料タンク。丸みを帯びた「フランジレスフューエルタンク」となっています。

実は、フランジレスタンクは三次元曲面と言われ、難しいとされる溶接技術。
それが、最新の製造技術により大量生産が可能となりました。タンク容量も3ℓアップしています。
さらに細かい変更点として、伝統的なフォルムは継承しつつ、ヘッドライト・テールランプにはLEDライトを採用。

シートもワディングが施され、最新のバイクでありながら渋い仕上がりとなっています。
サイドカバーやリアフェンダー、シート位置、ステップホルダーなど、細かいこだわりが施され、自然体なラインディングポジションを維持しながらも、バイク全体の調和にも余念がありません。
往年のCBスタイルを彷彿させ、HONDAが「CB1100EX」を手にすることの満足感を追求し続けて生み出されたバイクです。
HONDA CB1100RS

同時期発売予定の「CB1100RS」もご紹介します。
クラシカルなスタイルは守りつつ、走りの楽しみを体感できる「CB1100RS」。
CB1100RSは、CB1100EXとは異なり、前後ホイールにアルミキャスト製のホイールを採用することで、軽量化を図ります。

さらに、新設計アルミスイングアームを搭載することでより軽快な操作性に。
味のあるフォルムは継承しつつも直列4気筒1100ccエンジンの性能を引き出す仕様です。
日本でのバイク人口は減少傾向にあり、最新バイクの開発の激化により“空冷4気筒バイク”自体の希少性は高まっています。
また、「CB1100EX/RS2017」の発売日は2017年の1月20日です。
HONDA公式サイトでは、HONDAが2017年に発売するバイクの紹介のために、「Honda Moto 2017」と題してプロモーションビデオを制作されています。
「Honda Moto 2017」のラインナップはCBR450R、CBR1000RR Fireblade、AfricaTwin、X-ADV、RebelそしてCB1100。
CB1100の動画は、心地の良い洋楽をバックに、バイクを通じて祖父、父、息子の繋がりをテーマとした温かい内容です。映像には懐かしのCB750も登場します。
気になった方はぜひ、チェックしてみて下さい。
まとめ
CB1100EXについてまとめました。
旧車バイク人気が冷めない、日本バイク市場ですが、旧車はどうしても車体価格が高く、メンテナンスやパーツの不足など抱える不安が多いです。
しかし、CB1100EXには旧車独特の趣がありながら、最新バイクと同等のポテンシャルも発揮することができます。
昔、バイクに乗っていて楽しかった思い出を、もう一度取り戻しませんか?
コメントを残す