H2のスーパーチャージャー搭載エンジンをプラットフォームに採用した、ツアラーモデルがミラノショー2017で初公開されました。
市販化に向けて暴かれた驚愕のスペックや仕様は、カワサキファンだけでなく全てのバイクファン必見の内容になっています。
日本国内販売が決定的となったH2 SE/SXのインプレ、発売日や価格、予約状況等の詳細をご紹介したいと思います。
KAWASAKI H2 SX/SEのそれぞれの特徴
国内仕様として公開されたH2 SX/SE は、標準グレードの「SX」と上級グレードの「SE」ラインナップ。
H2のエクステリアとポジションを少し調整したような仕様変更ではなく、多くを完全新設計パーツで構成しているようです。
まずはカテゴリー別に、このバイクの魅力を探っていきましょう。
新設計フレームとエクステリアのデザイン
一人乗り仕様のフレームを採用していたH2に対して、H2 SX/SEには新設計のフレームとシートレールを採用。タンデムやリヤ周りに荷物を満載にすることを想定して製作しています。
新たにデザインされたエクステリアは、H2よりも大型のカウリングを装着。合わせてウインドスクリーンも大型化されたハイスクリーンを装着することで、高い防風性を確保しています。
一眼のLEDヘッドライトは、H2シリーズを象徴したハイセンスなデザインを踏襲。ツアラーモデルとはいえ、アグレッシブな仕上がりがライダーの五感を刺激するでしょう。
ツアラーとして充実の装備と快適性
ツアラーの重要な要素の一つは、ゆとりのあるライディングポジションです。
セパレートハンドルを装着していますが、H2と比較するとアップライトなネイキッドモデルに近い印象で、ステップ位置もやや前方よりにセット。
高速道路を快適に走行できるよう、カワサキのツアラーでは初となるクルーズコントロールを新たに採用。
「切り替え可能パワーモード」「トラクションコントロール」「エンジンブレーキコントロール」「コーナリングABS」などの装備は、優れた安全性と走行性能を実現しています。
ツアラーモデルと位置付けられていますが、中身はスポーツバイクのようなセットアップに。
モディファイされたエンジン
スーパーチャージャー稼働時には210PS出力するエンジンパワーを維持しながら、燃費性能を大幅に向上させています。
バルブポート・ピストンなどの小変更、さらに吸気レイアウトの最適化により、圧縮比を向上。ツーリングに最適な扱いやすい要素も盛り込まれています。
スーパーチャージャーの仕様もインペラの形状を最適化。さらにスロットルボディの小径化など、低速域での扱いやすさを狙ったモディファイが細部にわたって行われています。
上級グレードH2 SEの特徴
エンジン性能や走行性能に関する基本スペックは共有しています。
上級グレードのSEの大きな特徴は、安全性能を高めるコーナリングライトの採用です。バンク角に応じてサイドカウルに装着されたLEDが点灯。コーナーを照らすことで、安全性を向上させています。
さらに防風性の高いハイスクリーン、DC電源ソケット、センタースタンドが標準装備。ツーリングでの快適性とメンテナンス性を考慮した仕様に。
さらにメーターにはTFTフルカラーメーターを採用。上級グレードらしいライダーを盛り上げる演出も魅力の一つでしょう。
そのほかには、SE専用のシート・タンクパッド・カラーリングなど特別な仕上がりが特徴的です。
スペックと足つき性
全長×全幅×全高 | 2135mm×775mm×1205mm |
ホイールベース | 1480mm |
シート高 | 835mm |
車輌重量 | 256kg |
エンジンの種類 | DOHC水冷並列4気筒エンジン |
排気量 | 998cc |
最高出力 | 200PS |
最大トルク | 14.0kgf |
燃料タンク容量 | 19L |
上記は欧州仕様として公開されているスペックです。おそらく国内仕様にも同じスペックが踏襲されるでしょう。
シート高は835mmに設定されていますが、車体が大柄なことから、国内仕様でもワイドなシートを装着することが考えられます。
足つき性に不安を感じる方は、一度販売店で試乗してみてください。
ローシートやサスペンションのサグ出しなど、改善方法はいくらでもありますので、ここで躊躇するのはもったいないです。
KAWASAKI H2 SX/SEの発売日
H2 SE/SXの国内販売は決定的とのことですが、具体的な発売日はアナウンスされていません。
web媒体や紙媒体の情報によると、3月の発売が有力候補に。遅くても4月には発売されることが確実だと考えられます。
⇒ 2018年3月1日に決定
KAWASAKI H2 SX/SEの価格
H2 SX/SEの価格についても正式な情報がありませんが、収集した情報から下記の内容になることが想定されます。
H2 SX:200万円 ⇒ 1,998,000円に決定
H2 SX/SE:240万円 ⇒ 2,376,000円に決定
これまでにチェックした内容を考慮すると、上級グレードには40万円ほどの差額になりそうです。
国内のツアラーモデルと比較すると高額な設定となりますが、スーパーチャージャー搭載エンジンは唯一無二の存在です。購入を検討している方からしたら、これ以上価値を見出すことができるバイクはないかと思います。
KAWASAKI H2 SX/SEの予約状況
2018年モデルとなるH2 SX/SEの予約状況は、すでに多くの口コミがweb上に挙げられています。
販売店によってはすでに予約を開始している店舗があり、すでに前金を納めて予約を入れた方、無事に事前予約を入れた方の情報が入っています。
確定情報かは定かではありませんが、予定生産台数が少ないことがアナウンスされているようです。
最近のカワサキの傾向でもありますが、大型排気量のスポーツバイクは、発売日から間も無く完売となるケースが増えています。
すでに購入を検討している方は、早めに予約を入れる必要がありそうですね。
KAWASAKI H2 SX/SEのインプレ
ツアラーモデルとはいえ、H2のエンジンをベースにしていることもあり、高回転型のピーキーなイメージを持つと思います。
しかしH2 SX/SEのエンジン仕様はツーリングに最適なエンジン性能にモディファイされています。
大型排気量のネガな一面は、いきなりパワーが来るドンつき感です。それをなすよう低中速域からの扱いやすさを盛り込み、ツーリング先の市街地でも乗りやすさを実感することができるでしょう。
アップライトなゆとりのあるライディングポジションは、疲れにくく操作性に優れています。さらにタンデム走行も優雅に堪能することができるでしょう。
高速道路やワインディングでは、ワイドにアクセルを開ければスーパーチャージャーの作動音とともにモンスターパワーを発揮することも可能です。
スポーツバイクの性能をツアラーモデルに落とし込んだバイク、それがこのバイクの特徴といえます。
KAWASAKI H2 SX/SEの純正オプションパーツ
欧州仕様では、ツーリングをさらに快適で安全に演出するオプションパーツが多くラインナップされています。
その多くは国内仕様になっても販売されることが期待できます。
一番人気となりそうなのが、両サイドに装着できるパニアケースでしょう。
純正オプションらしく、車体デザインに最適化された仕上がりは、ドレスアップ効果もあります。
そのほかにも、タンデムシートにベルトで固定を可能としたカウル形状のバッグ、エンジンスライダーなどの販売も楽しみの一つですね。
質感の高い純正は、信頼性が高いのも嬉しいポイントです。
KAWASAKI H2 SX/SEの最新動画
まとめ
H2 SXの上級グレードとなるSEは、ツーリングでの利便性をさらに向上させた仕上がりになっていました。
国内仕様の正式な発表はされていない状況でしたが、発売日付近での予約は必須で、早期に完売状態となることも想定できました。唯一のスーパーチャージャー搭載ツアラーで、優雅なツーリングを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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