新排気ガス規制が各メーカーの名車たちを生産中止へと決断させるなか、これまでにない新たなジャンルを確立させるであろうバイクから、外観は新しい時代の波を取り入れたクラシカルなデザインで、中身は先進的なバイクなど、今の時代だからできる手法を取り入れ、魅力のある新型バイクが2017年も発表されています。
400cc以上の大型バイクには国内4メーカーに加え、欧州・アメリカなど海外メーカーが様々なジャンルとカテゴリーを生み出し、車種の選択肢が大幅に広がりを見せています。
今回は、2017年に発売予定とされる400cc以上の注目の大型バイクをご紹介させていただきます!
SUZUKI Vストローム650
欧州を中心に人気となっているアドベンチャーモデルは、2017年になって日本国内でも人気カテゴリーとして確立されました。そんななか、スズキは2017年モデルの中で最も話題性のあるVストローム650をフルモデルチェンジして、国内販売することを発表しました。
今やライバルの多い人気カテゴリーにおいて、どのような位置付けのバイクと生まれ変わったのでしょうか。
気になるデザインを画像と一緒にチェックしてみよう

スズキモトクロスチームのワークスカラーでもあるチャンピオンイエローを採用し、スズキの名車「DR-BIG」のデザインを継承したものとなり、タフで遊び心溢れるデザインとなっています。
アドベンチャーモデルらしく洗練された大型フロントカウルに、従来よりも大型のフロントスクリーンを採用することで、ワイルドな印象となり防風性にも優れた仕様となっています。
フルモデルチェンジした2017年モデルのVストローム650には、キャストホイールを装着した標準仕様と、スポークホイールを採用したXTの2タイプが設定されていて、オフロード志向の強いユーザーの要望にも答える設定も魅力の一つとなっています。
どんな新機構が追加され、仕様はどうなのか

低中速域での力強いトルク感が好評のSV650のエンジンをベースし、最新の電子制御技術を投入することで、安全性能と走行性能をさらに向上させた仕様となっています。
エンジンのあらゆる場所に配置された各センサーの情報から、リヤホイールの空転などを検知し、エンジン出力を最適化することでトラクションを生み出すことが可能なトラクションコントロール機能を装着し、さらに切り替え可能式とすることで、天候や路面コンディションに適合した性能を発揮することが可能です。
また、アイドリング付近のエンジン回転数時のUターンや走行時にアイドリングを自動で上げるローRPMアシストを採用することで、低速域を多用するシチュエーションでも快適に走行することが可能となっています。
扱いやすくもパワフルな仕様となったエンジン性能に優れた走行性能をプラスした2017年モデルのVストローム650は、長距離走行をより快適なものとしています。
気になる発売時期・価格をチェック

フルモデルチェンジした2017年モデルのVストローム650の発売日は、2017年5月30日に販売を開始しています。
発売日前から事前予約がかなり入っていたようで、販売店によっては完売により展示していないケースもあるようですので、購入を検討している方は販売店へお問い合わせすることをおすすめします。
新車車輌価格
Vストローム650 ABS:¥907,200
Vストローム650 ABS XT:¥950,400
HONDA CBR1000RR
MotoGPをはじめとする世界各国のレースシーンで得た技術を惜しみなく投入されたホンダのフラッグシップモデルが、スーパースポーツのCBR1000RRです。
エンジンからシャシ、外装のデザインまでフルモデルチェンジとなる2017年モデルは、どのような仕様となっているのでしょうか。
気になるデザインを画像と一緒にチェック

ハイパフォーマンスを発揮する2017年モデルのCBR1000RRは、2016年モデルよりもシャープなデザインとなり、必要最小限のカウルで構成された外装からは洗練されたフレームやシートレール、エンジンなどがハイスペックの証となっています。
限りなくコンパクトに設計されたデザインは、車体の軽量化に貢献し、さらに600ccクラスのスーパースポーツバイクのような前傾姿勢とすることで、よりレーシーな仕様となっています。
新型フューエルタンクは横幅が従来のタンクよりも30mmほどシャープになっていて、コーナリング時のニーグリップがしやすく、荷重コントロールが容易になっています。
さらに洗練された外装に装着される灯火類には全てLEDを採用することで、さらに高級感と洗練されたイメージとなりました。
どんな新機構が追加され、仕様はどうなのか

さらに改善されたフレームは、最適なしなりと剛性を生み出すため、エンジンハンガーを新設計とし、アルミダイヤスト製シートレールを採用することで、大幅な軽量化とマスの集中化を実現しています。
エンジンは2016年モデルをベースとしながらも、カムシャフトやバルブタイミングのリフト量・タイミングを最適化し、スロットルボディをさらに大口径化することで、高回転域での最高出力を大幅に向上しました。
さらに慣性感知装置であるIMUを採用することで、バンク角・加速速度を検出し、ABSやトルクコントロールユニットと連動させることで、シチュエーションごとに適合したエンジン出力やトルク特性、ブレーキ性能を出力することが可能となっています。
また、1000ccのスーパースポーツらしい最新の電子制御技術が投入されていて、クイックシフターやモード切り替えライディングモードなどの採用により、レースシーンでも存分に走りを堪能できる仕様となっています。
今回モデルチェンジした2017年モデルCBR1000には、標準仕様と「SP」「SPⅡ」の特別仕様の設定が用意されています。
気になる発売時期・価格をチェック

2017年モデルとなるCBR1000RRの発売日は、2017年3月17日となっています。
標準仕様に関しては、ドリームなどの正規販売店で購入することが可能となっていますが、特別仕様である「SPⅡ」は、応募した方からさらに当選した方のみ購入権がもらえる購入方法となっていて、「SP」に関しても早々に完売してしまいそうな人気となっているようです。
新車車輌価格
ヴィクトリーレッド:¥2,046,600
マットバリスティックブラックメタリック:¥2,014,200
KAWASAKI Ninja1000
カワサキがラインナップするNinjaシリーズは、大型のフロントカウルにスポーティーなスクリーンを装着し、アップライトなバーハンドルを組み込んだツアラーモデルで、搭載されるエンジンはスーパースポーツ顔負けの性能を誇っている人気のスポーツツアラーモデルです。
今回は2018年モデルとしてモデルチェンジした新型Ninja1000の変更点や魅力をチェックしていきたいと思います。
気になるデザインを最新画像と一緒にチェックしてみよう

2018年モデルとしてモデルチェンジした新型Ninja1000は、新たに2色の新色を追加したカラーラインナップとなっています。
写真に写っているフロントフォーク付近のリフレクターは、国内仕様では装着されないです。
どんな新機構が追加され、仕様はどうなのか

2017年モデルでIMU (慣性感知装置)に連動して、トラクションコントロールやABSが様々なシチュエーションに適応できるよう最適化された最新の電子制御技術など主な仕様は、2017年モデルから踏襲しています。
ベースとなっているのは、カワサキのスポーツネイキッドモデルであるZ1000で、スポーツツアラーモデルとして安全性と長距離ライディング時の快適性を優れた性能にするため、最新の電子制御技術が投入されています。
Z1000譲りの最適なしなりや剛性のあるフレームと優れた運動性能を発揮するスイングアームや前後サスペンションの組み合わせなど、スーパースポーツ顔負けのツアラーモデルが新型Ninja1000です。
気になる発売時期・価格をチェック

2018年モデルとなる新型Ninja1000は、2017年9月1日に発売される予定で、販売店によってはすでに事前予約を受け付けている店舗もあります。
2017年モデルのNinja1000は発売日発表のタイミングで事前予約が殺到し、発売日を迎える頃には完売状態となった人気モデルだけあり、2018年モデルの購入を検討している方は、お早めに事前予約を入れることをおすすめします。
新車車輌価格:1,274,400円
KAWASAKI Z1000
現在のネイキッドスタイルの主流でもあるストリートファイタールックのパイオニア的存在であるZ1000は、2017年モデルから国内仕様として最適化されたモデルの販売がスタートし、2018年モデルとして新型1000が発売されることになりました。
モデルチェンジした新型Z1000の仕様や変更点などをチェックして、車輌の魅力を探っていきましょう。
気になるデザインを最新画像と一緒にチェックしてみよう

1000ccクラスの大型ネイキッドカテゴリーながら、どのバイクにも似つかないスタイルが特徴の新型Z1000は、2017年モデルのデザインを熟成させたモデルとなりました。
2018年モデルの新色として、カワサキらしい鮮やかなグリーンとマットブラックを組み合わせた外装に、ブラックアウトされた足回りが男らしいバイクの象徴となっています。
【どんな新機構が追加され、仕様はどうなのか】

2018年モデルとなる新型Z1000に搭載されるエンジンは、Ninja1000と共通した構成となっていて、Ninja1000のようにIMUやトラクションコントロールなどを敢えて採用しないスタイルとなっていて、ライダーがバイクを直感的に操作できる楽しみを体感できる仕様となっています。
Z1000に搭載されるモンスターエンジンを支える足回りには、SHOWA製SFF-BPフロントフォークを採用し、ホリゾンタルリンクバックリンクを採用したリヤサスペンションを組み合わせることで、スポーツバイク顔負けの運動性能を誇る仕様となっています。
2017年モデル同様、アシストスリッパークラッチを採用し、さらに国内仕様にエンジン仕様を最適化することで、逆車仕様でネガな部分だった低中速域でのピーキーな特性を扱いやすい仕様へと最適化しています。
気になる発売時期・価格をチェック

2018年モデルとなる新型Z1000は、2018年9月1日に発売される予定で、カワサキの正規販売店などでは事前予約の受付を開始しています。
これはNinja1000と同様に、2017年モデルのZ1000は発売日から間もなくして即完売してしまった人気モデルとなっています。
そのため、購入を待望していた方にはお早めに販売店にて事前予約をしていただき、完売するなどのリスクに備える必要があります。
新車車輌価格:1,150,200円
KAWASAKI Z900
2016年に欧州のモーターショーで鮮烈なデビューを飾った新型Z900は、これまでラインナップされているZ1000やZ800のちょうど中間に位置する排気量の設定となり、デザインに関しても良いとこどりをしたような攻撃的でスポーティーな仕様となっているようです。
気になるデザインを画像と一緒にチェックしてみよう

カワサキにラインナップされているZシリーズのコンセプトでもある「sugomi」を継承したデザインは、迫力がありながらもシャープでスポーティーなデザインを採用しています。
後ろ姿を見れば、すぐにZ900だとわかるテールライトデザインを採用していて、点灯パターンは「Z」と光るようになっています。
カラーリングの中には、カワサキを象徴する色あざやかなグリーンのフレームを採用した設定もあり、カワサキファンには嬉しいものとなっています。
どんな新機構が追加され、仕様はどうなのか

新型Z900に搭載されるエンジンは、完全新設計のDOHC水冷4気筒を採用していて、最高出力は9500rpmで125PSを出力するハイパワー仕様となっています。
エキサイティングな走りを堪能できるよう、ショートレシオの6速トランスミッションを採用し、シフトダウン時にバックトルクの発生を抑えるアシストスリッパークラッチも採用しています。
フレームも完全新設計のトレリスフレームを採用することで、車体全体ではZ800よりも20kg近く軽量化に成功しています。
最新の電子制御技術を極力採用せず、車体全体が持つポテンシャルでバイクを走らせる楽しみを体感できる仕様となっています。
気になる発売時期・価格をチェック

欧州では先行して発売されている新型Z900ですが、日本国内では未だ正式な発表がされていません。しかし、Z800の後継機として新型Z900の発売にも期待がかかるところです。
新車車輌価格は、欧州で発売されている価格を日本円にすると103万円ほどとなっています。
SUZUKI Vストローム1000
長距離ツーリングでの圧倒的な快適性や悪路での高い走破性が人気となっているアドベンチャーモデルは、欧州を中心に人気のカテゴリーでしたが、現在では日本国内でも人気のカテゴリーとなっています。
国内のアドベンチャーモデルの中では人気車種となっているVストローム1000がフルモデルチェンジして2017年モデルとして国内販売することになりました。
気になるデザインを最新画像と一緒にチェック

これまでラインナップされてきたVストローム1000と比べると、さらにタフでラフなデザインが印象的で、アドベンチャーモデルらしく大柄で走破性の高さを感じる仕様となっています。
フルモデルチェンジした新型Vストローム1000は、キャストホイールを採用したモタードのようなスタイルの標準仕様とスポークホイールを採用したオフロードテイストの強い仕様の2タイプがラインナップされています。
カラーラインナップの中に、スズキモトクロスチームのワークスカラーであるチャンピオンイエローを採用したスポーツ志向の強い攻めの設定はファンにとっては魅力の一つとなりそうですね!
どんな新機構が追加され、仕様はどうなのか

すでに優れた走破性を持っていたVストローム1000は、さらに快適性と走破性・運動性能を向上させるため、スズキの最新スーパースポーツも採用している最新電子制御技術を惜しみなく投入された仕様となっています。
慣性計測ユニットIMUを採用することで、路面状況やライディング環境のいかなる変化にも最適なブレーキングをかけれるよう、IMUと連動させることでコーナリング中でもライダーの意図するラインをトレースできるようになっています。
さらに、切り替え可能なトラクション機能を採用し、軽快で疲労を軽減するためのクラッチシステムを採用するなど、レース仕様ではおなじみの機械的機構も装着することで、オンロードでもスポーツ走行を楽しめる仕様となっています。
また、大型排気量V型エンジンのネックでもある低速域でのエンジン回転不調を改善すべく、ローRPMアシストを採用することで、Uターンや低速域を多用する都会的な走りを軽快にこなせる仕上がりとなっています。
気になる発売時期・価格をチェック

フルモデルチェンジした新型となるVストローム1000の発売日は、2017年6月26日となっています。
スズキの正規販売店などでは、展示・販売をしており、販売店によっては試乗車が準備されていることもあります。
待望のフルモデルチェンジしたモデルということもあり、販売日前から多くの予約が入っていたようですが、多くの販売店では新型Vストローム1000を展示しているようです。
新車車輌価格
Vストローム1000 ABS:1,404,000円
Vストローム1000 XT ABS:1,447,200円
HONDA X-ADV
これまで、400cc以上のビックスクーターは数多く存在していました。なかでも、快適さよりもスポーツ性能に特化した大型スクーターに代表されるT-MAXやシルバーウィング、BMWのC650などがカテゴリー内にラインナップされていました。
2017年ホンダから発売されるX-ADVは、スポーツ走行に特化したカテゴリーながら、大型スクーターモデルでは珍しいオフロード仕様となっています。
これは、近年250cc〜1200ccクラスのエンジンを搭載したデュアルパーパスカテゴリーが人気をみせ、ロングツーリング中にその気になれば悪路なども走れてしまえる走破性が人気の要因となっています。
そんななか誕生したデュアルパーパス仕様となるX-ADVは、一体どんなバイクなのでしょうか。
気になるデザインを画像と一緒にチェックしてみよう!

デュアルパーパスカテゴリーでも人気のあるアフリカツインを彷彿とさせるデザインに、スクーターでは珍しいスポークホイールが目を引くオフロード仕様となっています。
アップタイプのマフラーがデザインと相まってラリー仕様にも見えるそのデザインには、レッドとシルバーの2色展開からなるカラーラインナップとなっています。
どんな新機構が追加され、仕様はどうなのか
エンジンには、NC750ベースのDCTトランスミッションユニットが搭載され、トルクフルで軽快な仕様となっています。
手元でシフトタイミングを変更できる機構なっており、無段階変速とは違った、ハイパワーを的確に後輪に伝えるDCTトランスミッションユニットは、スポーツ走行にも対応した仕様となっています。
また、灯火類には全てLEDを採用し、面倒臭い鍵の出し入れの不要なスマートキーも採用しています。
シート下スペースも確保するなど快適さも見せながら、足回りには倒立フロントフォーク、リヤにはプロリンク式を採用することで、スポーツ走行や悪路での走破性も向上させています。
フロントブレーキには、ラヂアルマウントのキャリパーを採用することで、強力なストッピング性能を得ています。デュアルパーパススクーターとしてのデザインと走破性を兼ねそろえた高級志向のラリースクーターと言えそうです!
気になる発売時期・価格をチェックしてみましょう
国内販売は2017年4月14日に発売され、販売店でも販売が開始されているようです。販売店によっては試乗車もあるようなので、購入を検討されている方はお問い合わせください!
気になる価格は、125万円となっています!
KAWASAKI Z650
軽量コンパクトで扱いやすい大型バイクのエントリーモデルとして、各メーカーが力を入れている650cc〜750ccクラスで、ネイキッドモデルが人気を出しています。
カワサキは、ZシリーズにZ650を追加し、新たなエントリーユーザーを増やそうと2017年に国内市場に発売をするようです。一体、どんなバイクに仕上がっているのでしょうか。
気になるデザインを画像と一緒にチェックしてみよう!

ストリートファイタールックなデザインが印象的なZ650は、コンパクトな車体と造形美が美しいトラスフレームを採用、またダウンマフラーなどで、軽量かつ低重心化された仕様となっています。
カラーラインナップは、ホワイトの爽やかな外装に緑のフレームが差し色になったホワイトと渋みのある男らしいブラックの2色展開のカラーラインナップとなります。
どんな新機構が追加され、仕様はどうなのか
Z650に搭載されているエンジンは、DOHC並列2気筒エンジンでトルクフルな特性が扱いやすさを演出し、さらにはアシストスリッパークラッチの採用により、シフトダウン時のバックトルクを軽減しています。
これにより、ライダーはコーナー進入時などでブレーキングに集中できるメリットがあります。
そして、軽量な車体とシート高790mmと低く設定された車高が、大型バイク初心者の方や女性の方まで安心して乗ることができる仕様となっています。
この仕様により、街乗りからロングツーリングまでこなせ、ツーリング先での峠道などでも気持ちよく軽快に走ることができるようになっています。
気になる発売時期・価格をチェックしてみましょう
国内販売は、2017年5月15日にされており、もうすでに販売店にて展示している可能性もあり、試乗車もある場合があるので、購入をご検討されている方はお問い合わせください!
気になる価格は、79万円となっています!
SUZUKI GSX-R1000
1000ccクラスのスーパースポーツカテゴリーは、各メーカーmoto GPテクノロジーを惜しみなく投入し、公道を走ることができるレーサーのようなスペックですが、フルモデルチェンジを果たすたびに、過激なスペックに扱いやすさをプラスした仕様に変化していきます。
2017年フルモデルチェンジを果たしたGSX-R1000は、全日本ロードレースでもすでに使用され、その実力はすでに証明されています。一体、GSX-R1000はどのような仕上がりになったのでしょうか。
気になるデザインを画像と一緒にチェックしてみよう!


先代のデザインよりもシャープな印象となった外装を装着し、moto GPルックなデザインとなりました。また、灯火類には全てLEDとし、メーターには大型のデジタルメーターを採用しています。
moto GPでもおなじみのレーシングブルー、レッド、赤が差し色となっているブラックの3色展開のカラーラインナップとなっています。
どんな新機構が追加され、仕様はどうなのか
今回のフルモデルチェンジで、GSX-R1000のエンジンにも新機構が追加され、内部部品には様々なブラッシュアップが施され、軽量かつコンパクトなエンジンとなり、さらなるショートストローク化とハイコンプ化により、1000ccながら高回転型の特性と扱いやすいトルクが魅力のエンジンとなっています。
このエンジンには、VVTと呼ばれる可変バルブタイミング機構が装着されており、この機能により、低回転域でのトルクの力強さを演出することができています。
また、電子制御機構には、スタビリティーコントロール・ABS・トラクションコントロールを採用し、路面状況や環境の変化に対応できる仕様となっています。
また、上級グレードになると、新設計となるSHOWA製のリザーバータンクが付いた倒立フォークやリヤサスペンションの採用により、さらなる走りに磨きがかかった仕様を選択できるようになっています。
気になる発売時期・価格をチェックしてみましょう
2017年モデルのGSX-R1000は、逆輸入車仕様となり、発売日は5月との情報が出ています。販売店によっては、独自で輸入してすでに販売している可能性もあります!
気になる価格は。185万円となっています!
BMW R NINE T RACER
2014年に発売されているR NINE Tは、発売当初からこれまでのBMWとは一線を画すようなデザインで、BMWがこれまで取り込んできたジェントルな大人たちよりも少しファニーで力の抜けたスタイルの大人たちに向けたバイクでした。
発売と同じ年に発足したR NINE Tカスタムプロジェクトでは、日本を代表する4人のビルダーがタンク、マフラー、シート、フレームの一部などを完全手作業のワンオフパーツで作成された魂のカスタム車両を展示するイベントを行い、メーカーが仕掛ける異端のスタイルは、ファニーな大人はおろかファッションに敏感な若者までも取り込んでいきました。
そうして世間に認知されたR NINE TにRACERと称されたカフェレーサースタイルの新型バイクが2017年に登場します。
一体、R NINE T RACERとはどんなバイクなのでしょうか。
気になるデザインを画像と一緒にチェックしてみよう!

引用元:http://www.bmw-motorrad.jp/jp/ja/index.html?content=http://www.bmw-motorrad.jp/jp/ja/bike/heritage/rninet_racer/rninet_racer_overview.html¬rack=1
1980年代のオールドカフェレーサーを彷彿とさせるR NINE T RACERは、特徴的なアッパーハーフカウルに、丸型のヘッドライト、シャープなシートカウルは潔い一人乗り仕様となっています。
どんな新機構が追加され、仕様はどうなのか
RACERの名がつく通り、ライディングポジションは前傾がキツめで背が低めの方には少し辛いポジションかもしれないですが、このスタイルにはキツめのスタイルがよく似合います。
エンジンには、BMWを象徴する1200ccの空冷水平対向2気筒エンジンを採用し、独特な鼓動感と横に張り出したシリンダーヘッドがBMWであることを象徴しています。
新しいモデルながら、どこか懐かしいスタイルが乗り手のライフスタイルをオフェンシブだと勘違いさせるような魅力のあるスタイルです。
気になる発売時期・価格をチェックしてみましょう
日本国内では、2017年4月14日に発売がされているようです。すでに販売店にて展示・試乗が用意されている可能性がありますので、購入を検討されている方は、お問い合わせください!
気になる価格は、183万円となっています!
TRIUMPH Street Scrambler
スクランブラーというジャンルは、オフロードバイクとオンロードバイクの中間を取ったスタイルで、オフロードよりも舗装路を快適に走行でき、ダートや林道などもこなせる仕様となっています。
モトクロスコースへ行くと、SR400をスクランブラーやモトクロス仕様に改造して走行を楽しむ方が多くなり、最近ではヤマハからSCR950というスクランブラーモデルが出るほど、再び注目を集めているカテゴリーです。
そんななか、2017年に発売されるStreet Scramblerはどんなバイクに仕上がっているのでしょうか。
気になるデザインを画像と一緒にチェックしてみよう!

まず目につくのが、シリンダーから伸びる二本のアップマフラーが特徴的で、ヒートガードの造形も相まって、スクランブラーらしいスタイルを形成しています。そして、薄めのフラットシートにアップマフラー、スポークホイールなどスクランブラー好きには堪らない装備が魅力的です。
これでブロックタイヤを履かせれば、ヴィンテージモトクロスにそのまま出場できそうな仕様で、ノーマルながら改造車のような雰囲気を味わえる一台となっています。
カラーラインナップは、レッドとブラックの2色展開となっているようです。
どんな新機構が追加され、仕様はどうなのか
トライアンフのマルチエンジといえば空冷のイメージがありますが、今回は水冷エンジンとなっており、ラヂエターは目立たないよう立て置きタイプとなっています。
また、電子制御装置には、切り替え可能なABSとトラクションコントロール機能を装着することで、舗装路で機能をオンにすることで路面グリップを安定させ、フラットダートなどでは機能をオフにすることで意図的にリヤを豪快にスライドすることだってできます。
エンジン特性はとてもトルクフルな仕様となっており、扱いやすい仕様となっています。
気になる発売時期・価格をチェックしてみましょう
2106年11月にミラノで発表されてから、もうすでに日本国内でも販売が開始されているようです。トライアンフの販売店にて展示・試乗をしている可能性がありますので、購入を検討している方は、販売店へお問い合わせください!
気になる価格は、122万円となっています!
Husqvarna SVARTPILEN 401
2016年のEICMAで発表されたHusqvarnaのSVARTPILENは、コンパクトな車格と欧州らしい流線型が特徴的なデザインが特徴のアーバンエンヂューロ仕様となっています。
2017年、いよいよ発売がされるかと話題になっているSVARTPILENの内容についてみていきましょう。
SVARTPILENの最新画像からみる主な仕様
KTMの子会社となっているHusqvarna(ハスクバーナ)は、日本国内でも人気を誇るKTM DUKE390をベースとし、Husqvarna特有のデザインで、アーバンエンデューロ仕様を作り上げました。
詳細は明らかにされていませんが、DUKE390のDOHC水冷単気筒エンジンを搭載し、パワフルでトルクフルな特性を踏襲されることが予想され、足回りにはWP製の前後サスペンションが装着されるなど、スポーツ走行にも対応した豪華な仕様となりそうです。
都会的な走りを好む若い方からベテランライダーのセカンドバイクとして、人気が出そうなモデルです。
SVARTPILENの発売日や納車状況
正式な日本発売は発表されていませんが、株主総会でも日本市場に力を入れていく意向を表明し、すでに市販モデルとして完成しているところを見ると、2017年内か2018年はじめには発売がされるのではないかと予想しております。
SVARTPILENのカラーリングと価格
現在、発表されているカラーリングはこの1色のみになりますが、Husqvarnaらしいホワイト×ブルーもラインナップに加わる可能性が高そうですね。
新車価格ですが、DUKE390を参考にすると60万円ほどではないかと予想しております。
YAMAHA TRACER700
ヨーロッパヤマハではすでに発売がされているTRACER700ですが、日本国内のアドベンチャーモデル人気と国内メーカーが大型ミドルクラスに次々とアフォベンチャーモデルを発売しているなか、注目が集まっているTRACER700の内容をみていきましょう。
TRACER700の最新画像からみる主な仕様
ベースとなっているのは、日本国内でも人気となっているMT-07をベースとしていて、MT-09 TRACERのような二眼のアッパーカウルを装着し、ハンドガードを装着したアドベンチャーモデルとなっています。
外装のみの変更にとどまらず、スイングアームを延長し、フロントのキャスター角を少し寝かせるなど、ロングツーリングにより快適性を高めた仕上がりとなっており、さらにはナビの電源をとれるようDC12 Vも標準で装備されています。
また、シートレールにも変更が加わっているようで、アドベンチャーモデルの醍醐味でもある大型のパニアケースを装着できるよう強固なシートレールとすることで、かなりの積載量にも対応できる仕様となっているようです。
車体はMT-07などと比べると5kgほど重くなっているようですが、ツーリングモデルと考えると、コーナリング時にも安定感の増した仕上がりとなっているようです。
TRACER700の発売日や納車状況
すでにヨーロッパヤマハでは発売が開始されており、荒れた路面が多くロングツーリングモデルということもあり、人気がでていますが、日本国内への正式な発表は未だされていません。
しかし、日本国内のアドベンチャーモデルの人気と他メーカーの動向を見る限り、2017年年末あたりには「MT07 TRACER」と称され、発売される可能性が高いと予想されます。
TRACER700のカラーリングや価格


欧州で発売されているカラーリングは、以上の3色の設定となっており、日本国内で発売が開始された場合の新車価格は、70万円から75万円と予想しております。
SUZUKI GSX-S750
これまでスズキでラインナップされてきたGSR750に仕様変更を加える形で、ニューモデルとしてデビューしたGSX-S750は、世界的にGSXシリーズとしてブランド化されたスズキの象徴的モデルとなります。
改良された変更点は多岐にわたり、GSXブランドの名に恥じないスペックを与えられ登場したGSX-S750の内容をみていきましょう。
GSX-S750の最新画像からみる主な仕様
GSRの持つスポーティーな印象を踏襲しながらも、さらにエッジの効いたアッパーカウルやアンダーカウルのデザインとなりました。
また、同クラスのライバルの中では珍しく4気筒マルチエンジンを搭載し、ハイパワー仕様としながらも、ローRPMアシストやイージースタートシステムを採用することで、最良の始動性と低速域での扱いやすくも力強いトルクを実現しています。
さらに、軽量で剛性の高いアルミ製スイングアームを採用し、ラジアルマウントキャリパーや大径ディスクとの組み合わせにABSを追加することで高い安全性能を実現し、切り替え可能なトラクションコントロール機能を備えることでスポーツ走行においても高い走行性能を発揮する仕様となっています。
クラス最高峰のスポーツ性能を持ちながら、エントリーライダーでも扱いやすい特性も持つ、万能な仕上がりとなりました。
GSX-S750の発売日や納車状況
GSX-S750の日本国内の発売日は、2017年3月30日に開始されており、スズキの正規販売店をはじめ、全国の販売店で販売・展示がされています。
発売前に予約を入れていた方をはじめ、購入をされた方はすでに納車されている方が多くいらっしゃる状況で、納期に関しても2週間から3週間ほどで納車されるケースが多くあるようです。
GSX-S750のカラーリングや価格

カラーリングはブラックとレッドの2色展開となっており、どちらもスズキらしさを印象付けるカラーリングとなっています。
新車価格は¥969,840となっています。
DUCATI Multistrada 1200 Enduro Pro
世界的なアドベンチャーブームは、イタリアのDUCATIをも動かし、お家芸でもあるL型2気筒エンジンを搭載したタフな車体は、誰もが振り返って見てしまうようなデザインとなっていますが、北米や欧州などから先行して発売することが発表されているこのバイクの内容をみていきましょう。
Multistrada 1200 Enduro Proの最新画像からみる主な仕様
写真から見るにタフな仕上がりとなっていますが、DUCATIらしく標準装備にはテルミニョーニのサイレンサーを装着し、ツアラーテック製エンジンガードやLEDフォグランプ、特徴的なスポークホイールなどノーマルながら遊び心のある大人を引き寄せるような仕様となっています。
また、VHCやDCL、DSPなど最新鋭の電子制御機構が追加されていることにより、ブレーキング・コーナリング・トラクションなどあらゆる場面や状況において、ライダーの意図するライディングを電子的にサポートすることが可能となっています。
Multistrada 1200 Enduro Proの発売日や納車状況
北米や欧州などから先行して発売されることが決まっており、2017年7月から順次デリバリーが開始されるようです。
しかし、日本国内での発売は未だ未定となっていますが、日本国内でもエンデューロがラインナップに入っていることから、年内には発売がされるものと思われます。
Multistrada 1200 Enduro Proのカラーリングや価格
現在、欧州のホームページで公式に発表されているカラーリングはこの1色のみの設定となっています。
北米や欧州で発表されている新車価格に関税や輸入費を加えると、300万円ほどになるかと思います。
まとめ
新排気ガス規制に揺れている2017年のバイク業界は、その規制に対応しながらもエントリーライダーから女性の方、ベテランライダーまで魅了するバイクを開発することで、ユーザーの期待に応えてくれています!
今後も2017年に発売される新型バイクに注目していきましょう!
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